2017年6月12日から18日まで、フランスでアヌシー国際アニメーション映画祭が開催される。これに併設する国際見本市MIFAにて、日本のアニメプロダクションの選りすぐりの企画が出品される。東京都は13日から16日までの見本市が行われる4日間、MIFAにブースを構え、東京都に拠点を持つアニメーション制作会社のオリジナル作品企画を紹介する。
参加企業はクー、CGCGスタジオと美よんどC(Studio 4℃)、そしてMAPPAの4社となる。各スタジオは、ビジネスミーティング、マッチングを通じて、今後の展開のための国境を越えたパートナーとの連携を探る。
アヌシーは、世界最大の国際アニメーション映画祭としてよく知られている。世界各国から作品が集まるフィルムコンペティションが有名だが、近年はビジネスの場としても注目が高い。そのビジネスの中心となるのがMIFAである。
MIFAには毎年、世界各国から様々な作品・企画が持ち込まれる。製作会社、放送局などがその中から新しい作品を見つける。
東京都がMIFAに出展するのは、今年で2回目。国際見本市で企画を紹介することで、東京のアニメ産業の活性化、海外展開を支援することが目的だ。2016年の初めての試みが、国内、そして海外側からも好評を博したことから、2017年も継続して行われることになった。昨年は、出展者に多くのミーティング集まったが、2017年も魅力的な企業と作品が集まっている。
CGCGスタジオは、3D/CGの『Sprin’ Pan, Let’s go forward!』を出品する。子どもたちが歌とダンスを楽しめるミュージカルアニメーションの企画だ。クーは、アーティストひらのりょう の絵本『FANTASTIC WORLD』のアニメーションを提案する。
テレビアニメや映画でもお馴染みのStudio 4℃(美よんどC)、MAPPAも参加する。美よんどCは、前年度に若手アニメーター等人材育成事業「あにめたまご2016」で制作した『Red Ash』をパイロットフィルムとして持ち込み、次の展開を目指す。MAPPAは『ユーリー!!! On ICE』や『この世界の片隅に』などで知られるが、今回は自社作品として木村真二監督による『Mechronicle!』を出品する。