映像/アニメ/音楽/ゲームの著作権情報を集約 一括検索する「JACCサーチ」スタート

配信

 特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、2017年3月4日より、映画、アニメ、テレビ番組、ゲーム、音楽、キャラクターと日本のエンタテイメント・コンテンツを縦断する著作権利情報検索システムの運用を開始する。
 Japan Content Catalog(JACC)と題したプロジェクトの一環で、ジャンルを縦断した日本コンテンツの情報を一括検索する「JACCサーチ」をインタネット上にて無料で提供する。作品ごとの基本情報や、権利者窓口などを知ることが出来る。データベースは日本語だけでなく、英語でも対応しており、海外ビジネスの活性化も視野に入れている。

 JACCは、経済産業省の「地域発コンテンツ海外流通基盤整備事業」に基づく著作権利情報集約化プロジェクトとして実施されている。
 日本のエンタテイメントは映画、アニメ、テレビ番組、ゲーム、音楽、キャラクターと多岐にわたり、それぞれに作品数も、関わる企業・制作者の数も多い。さらにひとつの作品の複数の権利者が関わるといったかたちで、いずれの分野も権利関係が分かり難いとされてきた。エンタテインメント分野のビジネス拡大を阻害する要因ともされている。
 権利窓口をクリア示す試みやデータベースづくりは、これまでもされてきた。しかし、これらは各業界団体がまとめ、バラバラに情報提供している。さらにデータベース自体がどこにあるのか判り難く、抜本的な問題解決になっていない。

 JACCサーチは既にある複数の情報を統合して利便性を増すことで、こうした問題を解決する。映画であれば「映画日本映画データベース」、アニメ・キャラクターであれば「Anime Chara DB」、音楽であれば「Sync Music Japan」と既存の充実したデータを活用する。
 また一括検索するJACCサーチは、角川アスキー総合研究所が開発、運営する。映画/テレビ番組/アニメ・キャラクター/音楽/ゲームで合計1万件以上のコンテンツが検索可能だ。さらにコンテンツは継続的に追加していく。
 経済産業省、VIPOは、利便性の充実により、コンテンツビジネス、とりわけ海外とのビジネス促進での利用を期待する。実際にどの程度利用されるかは未知数だが、権利情報集約の一歩前進と言っていいだろう。

[JACCサーチ]
http://japancontentcatalog.jp

■ 映画:日本映画データベース(JFDB)
http://jfdb.jp
■ テレビ番組:FOYER TV for JACC
https://jcc-tv.foyer-online.com
■ アニメ&キャラクター:Anime Chara DB
http://animecharadb.jp
■ 音楽:Sync Music Japan
http://syncmusic-artists.jp
■ ゲーム:FOYER GAME for JACC
https://jcc-game.foyer-online.com

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