経済産業省が実施する「コンテンツ等海外展開支援事業」が、4年目にはいる。平成28年度補正予算に盛り込まれたコンテンツグローバル需要創出基盤整備として、新たに「J-LOP4」の名称も決まった。これまで海外展開を目指すコンテンツ関連企業・団体に活用されてきた仕組みを引き継ぐ。
2016年12月19日からは公募も始まった。特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が受け付ける。またVIPOでは補助金説明会も開催している。
「J-LOP」は日本のコンテンツ産業の海外展開の支援を目的に2013年より実施している。海外展開を目指すコンテツのローカライズ事業とプロモーションのふたつの分野に補助金を交付する。当初は映像分野に限定されていたが、現在は映像、アニメ、音楽、ゲーム、マンガ、書籍、キャラクターとその対象も広がっている。
コンテンツのデジタル化を背景に拡大する日本コンテンツのニーズとそれに対応する企業の振興に役割を果たしている。また海外での日本コンテンツのムーブメント創出や取引の活性化にもつながっている。
「J-LOP4」では、前年度の「JLOP」の枠組みをほぼ引き継いだ。補助対象となった事業の1/2に対して補助金を交付するほか、中小企業が実施する地域経済活性化のための事業では2/3の補助を行う。
平成28年度の補正予算は約60億円を予定している。詳細や説明会の実施内容については、VIPOのサイトにて確認出来る。
「コンテンツ等海外展開支援事業」(J-LOP4)
https://www.vipo.or.jp/project/jlop4/