アヌシー/MIFAも目指せる 東京都のアニメ海外進出プログラム、今年もスタート

海外ビジネスセミナー

 アニメ制作をする企業や個人事業者の海外展開をサポートする東京都の新しいシーズンのプログラムがスタートする。8月25日、「アニメーション海外進出ステップアッププログラム」の内容公開、募集が開始した。
 プログラムは毎年、東京都が実施しているもので、映画祭や国際見本市などを通じたアニメの海外ビジネス展開を支援する。海外ビジネスの基礎知識や最新状況を伝える「セミナー」と実際に企画・作品を紹介する資料の制作、プレゼンテーションを実践的に学ぶ「ワークショップ」から構成されている。いずれも参加は無料だ。

 さらに「セミナー」→「ワークショップ」後には、「東京アニメピッチグランプリ」に参加することも可能だ。ピッチグランプリは各人が持つアニメ企画とそのプレゼンテーションを競うもので優勝者は最大100万円の賞金が受け取れる。
 また上位入賞者は、2022年にフランス・アヌシー国際アニメーション映画祭と共に開催される国際見本市MIFAに参加できる。会場内のブースにてビジネスミーティングやバイヤーやプロデューサーに向けたピッチも実施する。これまでに多くの参加者・参加企業が、その後実際の国際的なビジネスを取り組むとういった実績があるものだ。

 今回のプログラムは、セミナーが9月24日、10月1日、10月29日、11月10日の4回。それぞれ「海外アニメーション市場」、「映画祭・見本市の活用方法」、「ピッチ・バイブルとは」、「海外で求められるキャラクター、ストーリーの作り方」をテーマにする。セミナーはオンラインのため、アクセスも用意だ。2営業日前までに申し込むと、アクセス方法が案内される。
 ワークショップは11月25日と30日のリアル開催を予定している。WOWMAXカンパニー代表の海部正樹氏、米国USC映画大学院も卒業する文筆家の堺三保氏、プロダクション I.Gプロデューサーの伊藤整氏、グイダ合同会社の今泉裕美子氏、風早完次氏らが講師となって個別のプレゼンを組み立てていく。
 いずれも複数回、あるいは単独での受講も可能だ。参加条件は都内の中小企業者、個人事業主、将来的に都内で創業を検討している都内在住者・在勤者、学生も可能だ。詳細は「アニメーション海外進出ステップアッププログラム」のサイトで確認出来る。

「アニメーション海外進出ステップアッププログラム」
https://anime-tokyo.com/

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