「ウマ娘」アプリゲームが中国上陸、8月30日に簡体字版の配信スタート

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 国内で人気のゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』が、中国本土に進出する。IT大手のサイバーエージェントは、連結子会社Cygamesが『ウマ娘 プリティーダービー』の簡体字版を2023年8月30日に配信スタートしたと明らかにした。
 簡体字版の運営・開発を手がけるのは、中国の大手エンタテインメント企業ビリビリ(bilibili)である。『閃耀!優俊少女(闪耀!优俊少女)』のタイトルで、リリースした。
 ビリビリは中国と日本の翻訳ライセンスのアプリゲームを数多く手がけている。ヒット作には『Fate/Grand Order』や『BanG Dream!』など日本でもお馴染みのタイトルも数多い。熱心なゲーム・アニメファンを多く抱えており、『ウマ娘』もそんなファンの支持を期待することになる。
 実際に事前登録開始から、期待を持たせる結果となっている。2023年8月4日から開始した事前登録では、10日で登録者数が100万人を突破するなど関心の高さを窺わせるものになった。

 『ウマ娘 プリティーダービー』は、2016年からCygamesがスタートさせたエンタテイメントの大型プロジェクトだ。実在する競走馬を擬人化した少女たち「ウマ娘」を育成する育成シミュレーションゲームを中心に、アニメやマンガ、イベントなど様々なエンタテンメントンを展開している。いずれも大きな人気を博しており、2018年からのアニメシリーズは近年を代表するヒット作だ。国内版ゲームはスマートフォン版が2021年2月24日から、DMM GAMES版も同年3月10日に開始している。
 様々な分野で展開する作品だが、それでも国内の売上げはゲームがやはり大きい。中国でもゲームの広がりが、ビジネス成功の鍵になりそうだ。

『ウマ娘 プリティーダービー』簡体字版
「閃耀!優俊少女(闪耀!优俊少女)」

https://game.bilibili.com/pd/

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