2024年3月8日から3月11日まで4日間、東京・池袋で開催される東京アニメアワードフェスティバル2024(TAAF2024)は、期間中実施されるコンペティション部門の作品を発表した。コンペティション部門は、世界各国からエントリーされたなかからセレクションされた作品から長編部門と短編部門のそれぞれでグランプリ、優秀賞などのアワードを顕彰する。
2024年は長編部門4作品、短編部門25作品、合計29作品が選ばれた。長編では世界25ヶ国・地域から32作品、短編では68ヶ国・地域から962作品が応募された。
長編アニメーションに選ばれたのは、『リンダはチキンがたべたい!』 、『シロッコと風の王国』、『ストーム』 それに『トニーとシェリー、そして魔法の明かり』の4本。
『リンダはチキンがたべたい!』は、『手をなくした少女』で注目されたセバスチャン・ローデンバックが妻でもあるハル・ハートリーと共同監督したフランス他のスラップスティック・コメディ作品。今年のアヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞のほか、新千歳空港、米国・Animation is Film、韓国・富川の各映画祭でもグランプリ輝く話題作だ。
『シロッコと風の王国』も今年のアヌシーでは、オープニング作品として上映されて注目された。美しい手描きの大作だ。『ストーム』は同じ描くきだが中国の作品。『トニーとシェリー、そして魔法の明かり』はストップモーションの傑作、今年の東京国際映画祭でもプレミア上映されている。
短編作品は、8本から9本づつ3つ分けられて上映される。手描き、CG、ストップモーションと様々な手法、さらに子どもでも楽しめる作品から社会問題を問いかけるものなどテーマも多彩だ。
また開催に先駆けて短編アニメーションに応募された作品の中から学生賞が発表されている。これは日本国内の教育機関で学ぶ学生の作品を対象にしたもので、東京造形大学アニメーション専攻領域の池辺凜さんの『520』が受賞した。
東京アニメアワードフェスティバル
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