2025年3月7日から10日まで東京・池袋で開催される東京アニメアワードフェスティバル 2025は、当年のアニメ功労部門顕彰者を発表した。本年は7名が選ばれている。
アニメ功労部門はアニメ文化と産業に長年、貢献してきた人々を幅広い分野から顕彰するものだ。2002年の東京国際アニメフェアでスタートし、現在は東京アニメアワードフェスティバルが受け継いでいる。
岩崎正美氏と吉井孝幸氏は長年、日本サンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)のプロデューサーとして数の名作に関わってきた。岩崎正美氏は『機動戦士ガンダム』や『太陽の牙ダグラム』、吉井孝幸氏は勇者シリーズや『クラッシャージョウ』などの代表作がある。吉井氏は経営者としても活躍した。
アニメーターの友永和秀氏は1970年代より多くの作品で手腕を発揮し、『宇宙戦艦ヤマト』『ルパン三世 カリオストロの城』など代表作は数え切れない。野中幸子氏は『クレヨンしんちゃん』『ドラえもん』と子どもから大人まで広く愛される作品の色彩設計を担当した。
掛須秀一氏はアニメだけでなく実写でも広く活動した映像編集者で、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』や『萌の朱雀』『ゴジラ FINAL WARS』といった作品も手がけている。鈴木清司氏もアニメと実写の双方で知られるが、音楽監督のパイオニアというべき存在だ。声優の堀内賢雄氏はアニメや洋画の吹替えでもお馴染み。
顕彰の授賞式は、毎年東京アニメアワードフェスティバルにて行われる。また、期間中は、顕彰者の功績を紹介する特別展示コーナーが設けられるほか、関連プログラムも実施する。
【東京アニメアワードフェスティバル 2025 アニメ功労部門 顕彰者】
https://animefestival.jp/ja/post/18963/
・岩崎正美 (プロデューサー)
・吉井孝幸 (プロデューサー)
・友永和秀 (アニメーター)
・野中幸子 (色彩設計)
・掛須秀一 (編集)
・鈴木清司 (音楽監督)
・堀内賢雄 (声優)
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