2023年7月20日、愛知県は愛・地球博記念公園内「ジブリパーク」の第2期エリア・施設の開園日を発表した。「ジブリパーク」は、アニメ映画でお馴染みのスタジオジブリの世界観を公園として再現したものだ。愛・地球博記念公園の集客施設として、2019年5月に愛知県とスタジオジブリ、中日新聞の3社の合意によって整備・建設が始まった。
5つのエリアを念頭に、約340億円の概算事業費で整備・建設をスタート。2022年11月1日に、先行して「ジブリの大倉庫」、「青春の丘」、「どんどこ森」の3つのエリアをオープンしている。
今回オープンが決定したのは、残りのふたつになる。『もののけ姫』の舞台をイメージした「もののけの里」が2023年11月1日、『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』などの舞台を再現する「魔女の谷」は2024年3月16日(土)に開園する。「魔女の谷」の開園前約1ヵ月は、大規模メンテナンスのためパーク全体を休みにする。
エリアの数では5つのうちの残りふたつだが、施設の面積では先の3つの合計が3.4haに対して、今回決定した2つは3.7haと規模で上回る。
特に「魔女の谷」は全てのエリアの中で最大の約2.9haにも及ぶ。『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』、『アーヤと魔女』などのヨーロッパ風の空間で統一される。
主要な施設は『魔女の宅急便』から「オキノ邸」、「グーチョキパン屋」、『ハウルの動く城』から「ハウルの城」、「ハッター帽子店」、それに『アーヤと魔女』から魔女ベラ・ヤーガの作業部屋やアーヤの寝室など。作品の世界に迷い込んだような体験が出来そうだ。さらにレストラン棟も整備される。パークの中核になりそうだ。
「もののけの里」は屋外施設が中心になる。『もののけ姫』に登場する里山のような風景がポイントだ。体験学習施設「タタラ場」、炭焼き小屋、乙事主の遊具、高さ2.8mもあるタタリ神のオブジェなどが登場する。
新エリアの開園にしたがって、チケットの種類や料金も改定される予定だ。現在はエリアごと、エリアの組み合わせ、平日や休日などで料金が変わっている。今後はエリアの組み合わせなどが再編されることになりそうだ。
ジブリパーク
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