米国のクラウドファンディングを活用して、新しいアニメ企画の認知度をあげ、さらにアニメ化を実現を目指す。そんなチャレンジをJetro(ジェトロ(日本貿易振興機構))がサポートするプロジェクトが始まった。
Jetroは2022年11月~12月にクラウドファンディングを目指すアニメ企画を8月1日から募集している。プラットフォームには、米国で最もポピュラーなクラウドファンディング「Kickstarter」を想定する。
今回のプロジェクトは日本のアニメなどのコンテンツ分野の企業の海外市場開拓支援の一環として実施される。クラウドファンディングを通じて、コンテンツ制作の資金調達をすると同時に、新企画の展開で不足する海外での認知度向上やファンコミュニティ形成を目指すものだ。
Jetroは応募のあった企画の中からおよそ5社程度を対象に、無料でのサポートを実施する。下記のようなメニューが予定されている。
■クラウドファンディングサイト立ち上げサポート
(ページ構成・企画、ライティング、ページ原稿翻訳・ネイティブチェック(文字制限あり)など)
■サイト立ち上げ時とファンディング期間中のプロモーション
(SNS・メーリングリスト・ニュースレター、SNS広告・プレスリリース・海外メディア向け広報など)
■報告書の提供
(データ分析・効果測定の還元、次回実施に向けたアドバイス・改善策などの提供)
応募対象は未発表の長編や短編アニメ企画の制作を目指す企業と個人事業主。いずれの企業も申し込めるが、申込み多数の場合は中小企業を優先する。
支援対象に選ばれると、クラウドファンディングを目指してまず2022年9~10月にサイトを制作する。11~12月から実際に米国のKickstarterにて実際にクラウドファンディングを実施する。応募締め切りは8月31日11時。詳細はJetroの該当ページで確認できる。
Jetro×Kickstarter
米国のクラウドファンディングを活用したアニメーション海外展開支援事業
https://www.jetro.go.jp/services/kickstarter.html#page_01