2014年に米国のクラウドファンディングのプラットフォームKickstarterでプロジェクトをスタート。日本アニメとしては当時最高額となる87万8028ドルの資金を集めた『UNDER THE DOG』が、新たなプロジェクトで再びKickstarterに登場することになりそうだ。
『UNDER THE DOG』のKickstarterの提案者であるMentat Studiosは、プロジェクトの支援者(バッカー)に向けて、新プロジェクトを明らかにした。今後、Kickstarterで、このプロジェクトを提案する。
最初のプロジェクトでは、集まった資金によりイシイジロウの原作を安藤真裕監督のもと、キネマシトラスが30分のSFアニメを制作した。ただし作品はより大きな物語のプロローグ的な位置づけを感じさせるなかで終了している。
次の企画では、そうした世界観の拡張を目指す。ただし今回の作品はアニメでなく、実写映像と音楽という前回とは異なるアプローチになる。
新プロジェクトは、3つの構想から成り立っている。ひとつは実写映像作品で、主人公のアンシア役の声優・瀬戸麻沙美が演じたモノローグの物語になる。ふたつめは瀬戸麻沙美が歌うテーマソングとそのミュージックビデオの制作である。音楽は磯山敦、作詞は大森祥子が担当する。そしてみつめとして、これらの作品の劇場公開を目指す。
新プロジェクトは、主人公役の瀬戸麻沙美の魅力をよりフィーチャーするかたちだ。これは2017年9月13日より、Kickstarterの日本語版がスタートしたのに合せたものとみられる。前回よりも日本からの多くのバッカーが期待出来るため、日本の声優人気の高い効果が期待出来るプロジェクトを掲げるというわけだ。
詳細は今後の発表となるが、リワードではプレゼントアイテムや日本での完成披露会、打ち上げ会の開催を検討する。さらに将来的には、テレビアニメシリーズも視野にいれるとしている。
第1回のプロジェクトは、当初の予定よりやや遅れて2016年夏にアニメを完成。その後、2017年初頭までにネットからのダウンロード、Blu-rayや関連グッズの送付も完了している。すでにプロジェクトの終了を告知している。
『UNDER THE DOG』
http://under-the-dog.com/ja/