日本にアニメ、ゲームからも強い影響を受かる中、米国のRooster Teethが制作した3DCGアニメ『RWBY』。全世界で1億再生を記録したという大ヒットコンテンツだ。
米国からの人気が波及し、2015年からはVOLUME 1から3までをそれぞれ劇場映画にまとめた日本語版が公開されている。さらに2017年7月からは、『RWBY Volume 1-3: The Beginning』としてテレビシリーズが放送される。
こうした日本での大反響を受けて、2017年7月1日から、カリフォルニア州ロサンゼルス・コンベンション・センターで始まった「AnimeExpo 2017」で『RWBY』のトークイベントが開催された。7月2日11時からスタートしたイベントは、トークと言っても収容人数4000人の巨大ホールを使ったもの、当日は多くのファンが会場に詰めかけた。
もともとAnimeExpoは、日本のアニメ、マンガ、ゲーム、音楽などをテーマにしたイベントである。そこに純アメリカ産の『RWBY』は、異色な存在だ。
しかし、日本アニメやゲームからも影響を受けた作品が、日本進出し、日本のアニメ企業によって日本語版が作られる。さらにそれが米国で開催される日本アニメのイベントで本国に凱旋する。日本と米国のポップカルチャーの相互作用を実現したかのような作品になっている。
AnimeExpoでは、この『RWBY VOLUME 1-3: The Beginning』の第1話がいち早く上映された。豪華声優の起用で、新たな魅力を得た日本語版は、米国のファンにどのように映ったのだろうか。
また会場では、もうひとつ大きな発表がされた。現在、ウェブ配信で展開中の「VOLUME 4」の日本語版制作決定だ。10月7日から10月20日まで、新宿ピカデリー、シネ・リーブル池袋、109 シネマズ川崎、109 シネマズ名古屋、なんばパークスシネマ、MOVIX 京都の全国6劇場で、2週間限定で上映される。
7月スタートのテレビシリーズの終了が9月末と見込まれるから、テレビでVOLUME 1から3まで視聴後、そのまま劇場でVOLUME 4に突入する。世界各地で熱狂的なファンを生みだしているルビーの勢いは、今後も広がりそうだ。
『RWBY VOLUME 1-3: The Beginning』 特設サイト
http://rwby.jp/thebeginning/