2020年11月20日から23日の開催に向けて、第7回新千歳国際アニメーション映画祭の動きが活発だ。映画祭のなかで注目が高いコンペティション部門の募集を締め切ったが、新型コロナ禍にもかかわらず多くのエントリーが集まった。
短編部門は世界91ヵ国・地域から2174作品、長編部門は21ヵ国・地域から49作品ものエントリーがあった。今後は第一次審査を経て、コンペティションなど映画祭期間中の上映作品を選出する。
映画祭を盛り上げるメインビジュアルも発表された。毎年話題の作家が担当することで注目されているが、2020年の担当はマンガ『映像研には手を出すな!』の作者・大童澄瞳氏によるものだ。『映像研には手を出すな!』は、自主アニメーションづくりを目指す女子高校生3人を描くヒット作。2020年にはテレビアニメシリーズ、実写映画化もされている。
公開されたビジュアルは、世界中の多様な環境・背景から、一つの表現手法に魅入られた人々が千歳に集まり、それがまた誰かを魅了するというイメージで描いたものだと言う。
さらに映画祭公式トレーラーをクリエイティブチーム「AC部」が担当することも発表された。AC部は多摩美術大学出身のメンバーが1999年に結成した。
個性たっぷりのリアルなイラストに、テンションの高いシュールな展開を持ち味とする。2016年には本映画祭にてgroup_inouと共にライブも行った。まずはトレーラー(ショートバージョン)が近日公開される予定だ。
第7回 新千歳空港国際アニメーション映画祭
https://airport-anifes.jp/
2020年11月20日(金)~23日(月・祝)
新千歳空港ターミナルビル