「映画・歌舞伎」コンセプトのホテルが浅草に 松竹が監修

浅草ビューホテル アネックス 六区

 江戸の下町情緒の残る東京都台東区浅草に、映画や歌舞伎をコンセプトに盛り込んだ個性たっぷりのホテルが開業することになった。映画・興行会社の松竹は旧浅草中映劇場の跡地を再開発した「浅草六区松竹ビル」が2020年4月30日に竣工し、これをホテルとして活用することを明らかにした。
 全国のホテルチェーンを運営する日本ビューホテルが、2020年に「浅草ビューホテル アネックス 六区」をオープンする予定だ。日本ビューホテルは浅草地区ですでに、浅草ビューホテルを経営している。

 浅草六区松竹ビルは、鉄骨造で10階建ての9950 m²。この全てをホテルとして199室が設けられる。現在は新型コロナウィルスの影響もあり観光客は少ないが、浅草寺などにも近い浅草の中心地区に位置するだけに、今後は多くの利用が期待出来る。

 新ホテルで注目されるのは、内装などに映画や歌舞伎などのエンテイメントをコンセプトに様々な仕掛けを盛り込むとしていることだ。さらにこの数々の仕掛けの監修・協力を松竹が担当する。国内ではこれまでにない映画、歌舞伎のテーマホテルとして話題を呼びそうだ。
 松竹は1985年創業の映画会社、また伝統芸能である歌舞伎の興行のほとんどを取り仕切る国内有数の歴史を誇るエンタテイメント企業である。浅草はかつて日本の映画・演劇の中心と栄え、建設地にあった浅草中映劇場もその拠点のひとつであった。そうした場所で、エンタテイメントの歴史を感じるというわけだ。

 2 階フロントロビーには昭和初期に使用された映画撮影用カメラが展示され、館内アートには現代的な歌舞伎役者絵が展示される。さらに歌舞伎の演目をコンセプトとした客室が設けられる。
 さらに1 階レストランに小舞台が併設される。その床板には、歌舞伎座の舞台で使用されていた檜板が用いられる。新たな場所で歴史を紡ぐことになる。
 一方ホテル外観はアールデコ様式に、まとめられている。この壁面は夜間にはライトアップを計画している。ここでも歌舞伎をテーマにしたものなど、季節に合わせたプログラムを実施する。

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