CGを駆使したデジタルアニメーション制作のスタジオENGIが、制作体制を拡充している。2020年4月に、現在の東京・中野スタジオに続く第2スタジオ「ENGI倉敷スタジオ」を岡山県倉敷市に開設する。
倉敷は文化と歴史の街として知られているが、その環境と地域との連携を目指す。国内外の日本アニメのニーズに対応し、その発展に寄与することを目指すとしている。
株式会社ENGIは、2018年4月4日にKADOKAWAとサミー、ウルトラスーパーピクチャーズ3社の共同出資により設立された。KADOKAWAが株式の過半数を保有する。
CGアニメーション分野で活躍するスタッフを多く抱えるが、「ハイブリッドデジタルアニメーション」を掲げる。セルルックのCG分野を積極的に手がける方向性が現れている。
現在のスタッフは約70名。2019年10月から1クールテレビ放送した『旗揚!けものみち』のアニメーション制作を担当、20年7月からの新テレビ番組『宇崎ちゃんは遊びたい!』も制作するなど実績を重ねている。アニメの企画立案から制作まで、アニメ制作全般での事業を目指しているようだ。新スタジオの設立で、さらなる展開を目指すことになりそうだ。