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国内家庭用ゲームソフト市場、3年連続拡大2773億円「ファミ通」発表
- 2020/3/9
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2019年の国内家庭用ゲーム市場が、堅調な数字になっている。KADOKAWA Game Linkageのゲームメディア「ファミ通」は、2019年の国内家庭用ゲーム市場が4368億5000万円であると発表した。前年比で、0.6%の微増になる。
この市場規模は、2018年12月31日から2019年12月29日までの家庭用ゲーム機とそのゲームソフトの売上げを合算したものになる。全体の36%程度がゲーム機で1595億4000万円、ソフトが2773億円になる。
近年はスマホアプリゲーム市場の拡大で見落とされがちになっているが、家庭用ゲーム市場は2017年以降堅調を保っている。2010年の5000億円から2016年には3000億円の前半まで縮小を続けた市場は2017年に大きく切り返した。
特に特徴的なのは、ゲームソフトの伸びだろう。2017年から3年連続の成長で、2019年は5.0%増となった。なかでもオンライン決済が25%増と伸びが大きく、1104億円と前年の882億円から始めて1000億円の大台を超えた。ソフト販売全体の約4割にあたる。オンライン決済にはダウンロード販売やサブスクリプション、追加課金など含まれる。
こうした状況は、家庭用ゲームのビジネスモデルも変える可能性もありそうだ。ここ数年、ゲーム各社はソフト販売で、旧作ソフトが以前より売上げを伸ばしているとすることが増えているためだ。かつては発売から1週間で売上げのほとんどを上げるとされてきたが、オンライン化をきっかけにゲームソフトもロングテール型のビジネスに向かっているのかもしれない。
そうしたなか2019年に最も販売数の多かったのは、ポケットモンスターの最新作『ポケットモンスター ソード・シールド』の372万本。続いて『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の137万本、3位の『キングダムハーツⅢ』は99万6000本とわずかに100万に届かなかった。全体に定番ブランドの最新作が健闘した。