JASRAC賞金賞に「紅蓮華」、国際賞に「ナルト 疾風伝」

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 一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2021年5月19日に「2021年JASRAC賞」を発表した。金賞にはテレビアニメ『鬼滅の刃』のオープニングテーマともなった『紅蓮華』が決定。また国際賞は『NARUTO-ナルト-疾風伝BGM』だった。
 JASRACは様々なかたちで社会で利用される音楽著作権の管理団体である。利用料の徴収や、音楽家への配分を行っている。JASRAC賞は過去一年間のこの分配金の上位楽曲に与えられている。2020年度は1126億4000万円の使用料を徴収、277万8889曲を対象に1206億3000万円を分配した。分配額は過去最高となった。

 『紅蓮華』はアニソンを中心に活躍するアーティストのLiSAが自ら作詞もして歌う。作曲はシンガーソングライターの草野華余子が担当した。19年4月22日にリリース後、ロングランで大ヒットになり、NHK紅白歌合戦』でも2年連続で披露された。テレビアニメ放送や配信、さらにカラオケなど幅広いシーンで親しまれ、今回配分金額1位、金賞の受賞となった。
 同じ『鬼滅の刃』からは「鬼滅の刃BGM」もヘイブン金額7位になっており、2020年の鬼滅旋風の大きさを感じさせる。またアニメBGMでは「エヴァンゲリオンBGM」が10位にランキングされた。

 国際賞は海外で利用された日本の楽曲が対象だが、例年アニメのBGMが上位を占めている。今回も2位の「新・仁義なき戦いのテーマ」、8位の「Tears」以外は全てアニメBGMだった。これは海外の楽曲利用にテレビ放送で流れる音楽の割合が大きなことを反映している。
 1位の国際賞「NARUTO-ナルト-疾風伝BGM」の収入は米国61%、フランス19%、ドイツ16%と3ヵ国でほぼ全体をカバーした。また『NARIUTO』シリーズからは、5位「NARUTO BGM」、9位「劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝BGMー」と3つがランキングしている。海外でとりわけよく放送されているシリーズであることが分かる。
 逆に上位ランキングからどんな作品が、放送されているかも把握できる。今回は3位「BLEACH BGM」、4位「楽しいムーミン一家BGM」、6位「ワンパンマンBGM」、7位「ベイブレードバーストBGM」、10位「七つの大罪BGM」と続いている。意外な作品もあり面白い結果だ。

2021年JASRAC賞
https://www.jasrac.or.jp/release/21/05_1.html

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