ブロッコリー第2四半期は利益復調の兆し 下期は「うたプリ」4期に期待

ファイナンス決算

2015年11月ハピネットと資本・業務提携をしたブロッコリーの利益が復調傾向にある。2016年10月14日に発表された2017年2月期第2四半期の売上高は27億8600万円(0.6%減)の前年並みであったが、営業利益は3億6600万円(9.0%増)、経常利益は3億7200万円(12.3%増)、当期純利益は2億3900万円(12.5%増)と利益面ではいずれも増加となった。販売管理費などの圧縮が貢献した。

好調だったのは、女性向けのコンテンツである。特に『うたの☆プリンスさまっ♪』の夏のイベントが好調だった。東京・原宿と大阪・梅田で開催された公式ショップ「SHINING STORE」が前年を上回る動員になった。また原宿では企画展示「Shining Production presents Shining Dream Festa」を初めて開催したが大盛況となった。
イベントと連動するスペシャルグッズの販売が好調を維持しているのに加えて、イベントのテーマソングも好調である。

男性向けでは、『Z/X』のトレーデイングカードゲーム(TCG)の新作が堅調だった。さらにライセンスを受けて展開する商品では新シリーズ『サンシャイン!!』がスタートした『ラブライブ!』が人気を集めた。しかし、全体としては低調だった。また発売タイトルを見直したフィギュアについては、通期の黒字化が視野に入っている。
今後ブロッコリーは、『うたの☆プリンスさまっ♪』や『Z/X』の現在の大型ブランドの活性化をする。とりわけ第3四半期からは、『うたの☆プリンスさまっ♪』第4期「マジLOVEレジェンドスター」のテレビアニメ放送もスタートする。大きなビジネスチャンスになる。
同時にゲームとTCGの新作タイトルを創出する。さらにハピネットとの事業シナジーを構築し、より多くのプロパティの確保と利益のでる体制を目指す。

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