文化庁令和2年度予算、映画・メディア芸術関連で約22億円

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 2019年12月20日の閣議決定を受けて、文部科学省は2020年4月から始まる令和2年度予算案を公表した。全体予算は5兆3060億円と前年度の5兆3062億円とほぼ同じ水準となった。
 このなかで文化庁が管轄する映画関連、アニメやマンガ・ゲームなどのメディア芸術関連は、いずれも微増だった。「日本映画の創造・振興プラン」は前年度11億6400万円が11億9400万円に、「メディア芸術の創造・発信プラン」は同10億500万円が10億2500万円とされた。
 しかし文化庁が概算要求で示した映画関連の15%増、メディア芸術関連の20%増には及ばなかった。国の厳しい財政事情を反映した結果だ。映画とメディア芸術を合わせた予算規模は、22億1900万円になる。

 映画関連予算の中心は、「映像製作支援」と「映画祭での発信・海外展開・人材交流」「人材育成」の3つに分かれる。製作支援や国際映画祭支援には、アニメーション映画も含まれる。
 メディア芸術関連では、デジタルアートやアニメーション、マンガ、ゲームが中心分野になる。引き続き文化庁メディア芸術祭の開催は、この領域の主要事業になりそうだ。このほか若手クリエイターの人材育成への支援や、メディア芸術作品情報等のアーカイブ整備も実施する。またアニメーションやマンガなどの国際的評価の維持・向上を進めるとしている。

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