一般社団法人 日本映画テレビ技術協会は、第72回(2018年度)映像技術賞と第72回(2018年度)技術開発賞を発表した。両アワードは、映像制作現場の優秀な技術や開発をより広く顕彰することを目的に1947年より、かたちを変えながら続いている。
2018年度の映像技術賞は、撮影、証明、録音、音声、美術、編集、アニメーション、VFX、OAGの9つの技術から、14作品の技術者が選ばれた。技術開発賞には3つの技術、そして技術開発奨励賞がひとつ決まった。
日本映画テレビ技術協会は、当初は日本映画技術協会としてスタート。後にテレビ番組の成長もあり、日本映画テレビ技術協会と改称している。映画・テレビの技術に関する業界団体だ。。
このうち映像技術賞アニメーション部門では、映画『ムタフカズ -MUTAFUKAZ-』とそのCG部門を担当したSTUDIO4℃ CGI部が選ばれた。STUDIO4℃は数々の手描きアニメーションの傑作でも知られているが、今回はCGI部のCGアニメーションが評価の対象になっている。
本作はフランスのバンドデシネを原作に、フランスのエンタテイメント企業アンカマとSTUDIO4℃が共同で制作した。エッジの立ったキャラクターにポップなビジュアルが特長になっている。CGを使うことでコミックぽさを存分に引き出したのが特長だ。
またVFX部門ではNHKアートの林伸彦、中野大亮の両氏が、「チコちゃんに叱られる!」が受賞している。その他の受賞は日本映画テレビ技術協会のサイトにて確認できる。
表彰式は10月31日に六本木ヒルズ内アカデミーヒルズ49にて15時より開催する。授賞式は事前登録も不要で、当日誰でも参加できる。
第72回(2018年度)技術開発賞
第72回(2018年度)映像技術賞
http://www.mpte.jp/news/2019/08/05/mpte_awards_2019_2/