2018年4月4日から6日までの3日間、東京ビッグサイトにてコンテンツビジネス特化した見本市「コンテンツ東京2018」が開催される。ライセンシング ジャパン、クリエイターEXPO、映像・CG制作展、コンテンツ マーケティング EXPOなどを中心に、クリエイターから制作、さらにVRやAIなどのテクノロジーもカバーする大型イベントだ。
期間中は、コンテンツビジネスやテクノロジーのセミナーが多数設けられる。基調講演をはじめ、これらの申し込み受け付けが始まっている。基調講演ではウォルト・ディズニーとピクサーからゲストを招き、「ウォルトディズニーアニメーションが語る、世界でもっとも愛されるキャラクターのTVアニメーション制作」、「ディズニー・ピクサーが描くVR体験とは?」を実施する。
アニメ関係でも、注目のビジネスパーソンが登壇するセミナーが多い。4月6日(水)10時からは「Netflixで全世界へ!サンリオ原作「アグレッシブ烈子」のプロデュースと未来への可能性」、現在、アニメ業界で注目の高いNetflixのビジネスがテーマになる。
4月から配信を開始するオリジナルアニメ『アグレッシブ烈子』の原作であるサンリオからメディア部課長・青木睦氏、アニメーション制作をするファンワークス代表取締役社長の高山晃氏が登壇する。さらにNetflixからコンテンツアクイジションマネージャーの竹井規道氏とコンテンツアクイジションアニメディレクターの沖浦泰斗氏も参加し、プロジェクトのキーパーソンが並ぶ。こちらは有料プログラムとなるが、他にない充実した内容で『アグレッシブ烈子』の企画がいかに生まれたのか知るチャンスだ。
「気鋭のプロデューサーが語る、ヒットするコンテンツの”企画”と“流通”~海外展開、配信、VRの活用 など~」(4月5日[木]12:30~)では、(株)ぴえろ最高顧問の布川郁司氏とポリゴン・ピクチュアズ代表取締役の塩田周三氏が対談、「代を超えて愛されるキャラクターの秘密~『ちびまる子ちゃん』『あらいぐまラスカル』のライセンス戦略~」(4月6日[金]10:00~)では日本アニメーションライセンス事業部取締役本橋修一氏が登壇する。
昨今話題になることの多い中国をテーマに「中国アニメ配信事業の最前線と未来」(4月6日[金]15:00~)、博報堂ガリガリ編集部コンテンツディレクター林龍太郎氏が語る「急増する企業×アニメコラボその最前線と成功のポイントを語る」(4月4日[水]10:00~)も。テクノロジーにも関連セミナーがあり、「手塚治虫がデジタルクローンで蘇る!?」(4月5日[木]15:00~)も面白そうだ。全部で22ものプログラムが用意されている。
見本市というと、展示会場の企業ブースに目が向きがちだ。しかし、最新情報をダイレクトに聞くセミナーも価値が高い。
各プログラムの詳細はコンテンツ東京2018のサイトにて確認できる。
コンテンツ東京 2018 http://www.content-tokyo.jp/seminar/