「この世界の片隅に」2019年上期、Amazon プライムビデオで一番観られたアニメ映画に

この世界の片隅に

 Amazon プライムビデオは、2019年上半期(1月1日~6月30日)にサービス内で視聴の多かった映画の上位作品を発表した。ランキングはプライム会員見放題作品を、「外国映画部門」「日本映画部門」「ホラー映画部門」「コメディー映画部門」「アニメ映画部門」の5部門に分けている。
 外国映画部門は『ミッション:インポッシブル フォールアウト』、日本映画部門は『亜人』とアクション満載の作品がいずれも1位となった。ホラー映画部門は『海底47m』、コメディー映画部門は『斉木楠雄のψ難』が1位とこちらはややクセのある作品が並んだ。

 アニメ映画部門は、片渕須直監督の『この世界の片隅に』となった。劇場興行収入27億円、映像ソフトもヒットした作品だが、地上波テレビ放送は今年8月3日のNHK総合が初と、観る機会が限られていたのも理由かもしれない。『この世界の片隅に』は日本映画部門でも6位となっている。
 2位には『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』、3位は『コードギアス 反逆のルルーシュⅠ 興道』。またホラー映画部門2位にはCGアニメ『バイオハザード ダムネーション』がランキングされている。

 また定額課金見放題ではなく、作品ごと都度課金で視聴された作品のランキングもAmazonは発表している。こちらは外国映画と日本映画のふたつのカテゴリーに分けられている。
 その日本映画でも、アニメは活躍している。1位は『万引き家族』、2位は『カメラを止めるな!』であったが、3位には『機動戦士ガンダムNT』がランキングした。宇宙世紀の新しい物語を劇場オリジナルで描いた話題作である。
 さらに5位に『ドラゴンボール超 ブロリー』、7位に『未来のミライ』、9位は『黒子のバスケ』、10位は『Fate』。ベスト10のうち5作品をアニメが占めた。
 直近の話題作で、まだどこの定額見放題にも入っていない作品が集中した。それなりのお金を支払ってでも観てみたい、視聴者のロイヤリティの高い作品と言っていいかもしれない。

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