タカラトミー決算、利益過去最高 国内・アジア堅調も欧米不振

ファイナンス決算

  玩具大手のタカラトミーは、5月10日に2019年3月期通期決算を発表した。連結売上高は前年並みの1768億5300万円(0.3%減)にとどまった。
 一方で利益面は堅調だった。営業利益は144億700万円(9.2%増)、経常利益は143億300万円(15.2%増)、当期純利益は93億200万円(16.8%増)と、近年の好調な業績を維持した。利益面では、いずれもタカラトミーの過去最高となる。

 国内の定番商品や新規商品が好調で、なかでもテレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』と連動した「プラレール」の販売が伸びた。ドール玩具「リカちゃん」では「アクアカールみさきちゃん」が好調だった。定番ブランドをいまの時代に合わせた商品が強さの鍵となっている。
 トレーディングカードゲームでも「デュエル・マスターズ」の強化戦略が成功した。また『ベイブレードバースト」の人気が海外に広がっている。関連商品の海外輸出が伸びた。
 国内売上高は1487億3200万円(2.0%増)、営業利益は167億3400万円(17.4%増)だ。

 しかし海外事業では北中南米、ヨーロッパで売上高が20%以上減少するなど、キャラクター商品の販売が不調だった。北中南米は一部ベビー商品の不振もあり、売上高179億9800万円(23.1%減)、営業損失8100万円と赤字に転落した。ヨーロッパも売上高53億2500万円(27.3%減)、営業損失6億5900万円と赤字を抜け出せない。
 海外で唯一伸びたのがアジアである。「ベイブレードバースト」のテレビアニメが10ヵ国・地域で放送され人気を呼んでいる。こちらもアニメと連動する「ゾイドワイルド」の展開もスタートした。売上高は540億3300万円(0.9%増)、営業利益は9億300万円(13.0%増)。海外事業の7割近くをアジアで売上げた計算だ。

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