2012年に設立されたアニメーション制作会社ウィットスタジオ( WIT STUDIO)が、6月1日に創立10周年を迎える。ウィットスタジオは立上げ10周年を記念して、6月から2022年5月まで1年にわたり「WIT STUDIO 10thアニバーサリーイヤープロジェクト」を実施すると発表した。
開催にあたってはムービックとピクシブが全面協力。オンラインとオンサイトのリアルイベントの両面展開で、様々なシーンでファンとのコミュニケーションを高めることになりそうだ。
また合わせて10thアニバーサリーロゴを作成、こちらも発表した。先頃ストップモーション・アニメーションの新設も発表した新進気鋭のクリエイター見里朝希氏がデザインを手がける。アニメの表現の多様性を追求し続けるWIT STUDIOの10年をかたちにしたものだと言う。
WIT STUDIOはプロダクション I.G出身者の代表取締役社長和田丈嗣氏、取締役の中武哲也氏、浅野恭司氏らが、同社のグループアニメーション制作会社として設立した。新しい表現に挑戦できる環境を目指したものだ。スタジオ立ち上げ第一作の『進撃の巨人』から高く評価され、その後も『甲鉄城のカバネリ』、『ヴィンランド・サガ』、『GREAT PRETENDER』といった話題作を制作している。
2018年には国際映画祭での受賞も相次いだ『四月の永い夢』で実写映画に進出。さらに今年は見里朝希氏を迎えたストップモーションスタジオを設立するなど、異色のスタジオになっている。今後の活躍が最も注目されるひとつである。
一年間にわたるスタジオ10周年記念企画もユニークだ。ファンコミュニケーションを密にすることでスタジオブランドの認知拡大といった効果も期待出来そうだ。
企画は盛りだくさんだが、なかでも動画配信を使った番組は注目だ。「WIT STUDIO YouTubeチャンネル」を使い毎月、豪華ゲスト共に配信する。第一弾は2021年6月13日14時から1時間、『甲鉄城のカバネリ』『進撃の巨人』で活躍する荒木哲郎監督、アニメーター浅野恭司氏、プロデューサー中武哲也氏らが登場する。
YouTubeでは、PIXIVと協力したWIT作品をテーマにイラスト技術向上を目指す生配信番組「PIXIV UP」も実施。こちらは7月から2ヵ月に一回を予定する。
リアルイベンも充実している。10周年を記念した制作資料の展示会、WIT STUDIO作品で活躍するクリエイターによるサイン会やトークショーなどが予定されている。
この他オリジナル商品販売や、WIT STUDIO公式オンラインショップ、SNSイラスト投稿企画など、多数の企画が並ぶ。詳細は10周年特設サイトで確認できる。
「WIT10周年」特設ページ
http://www.witstudio.co.jp/10th_anniversary.html
WIT STUDIO 公式サイト
http://www.witstudio.co.jp/