ブルーレイ大賞 アニメ賞に「名探偵コナン ゼロの執行人」と「KUBO」

アワード/コンテスト

 デジタル・エンターテイメント・グループ・ジャパン(DEGジャパン)は、2019年2月19日に第11回日本ブルーレイ大賞の各賞受賞作品を発表した。
 2018年に最も優れたブルーレイ制作が行われた作品としてアメリカ映画の『グレイテスト・ショーマン』が選ばれた。米国のエンタテイナーのバーナムの生涯をミュージカル仕立てで描いた本作は、4K Ultra HDブルーレイとしてソフト化されたが、あらゆる面で水準を圧倒的に凌駕したと高く評価された。

 カテゴリー部門には邦画と洋画、2分野にわたってアニメ賞も設けられている。このうち邦画は『名探偵コナン ゼロの執行人』、洋画は『KUBO/クボ 日本の弦の秘密』が受賞した。
 『名探偵コナン』はデジタル絵コンテ集やアートボードなど、豊富な特典が評価ポイントに挙げられている。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 6 誕生 赤い彗星』、『文豪ストレイドッグスDEADAPPLE』、『リズと青い鳥』といったライバルを退けた。
 洋画部門の他のノミネートはピクサーの『リメンバー・ミー』とウェス・アンダーソン監督の『犬ヶ島』。『KUBO』は米国のストプモーション・スタジオのライカの作品。入賞3作品のうち本作と『犬ヶ島』の3作品がストップモーションであった。

 このほかアニメ作品は、ユーザー投票によって決まるユーザー大賞に『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』が輝いた。本作は音質の良さを対象にした高音質賞にも入賞している。ファンの高い熱気とクオリティの高さを実現したタイトルと言っていいだろう。その高音質賞の受賞は、『リメンバー・ミー』。こちらもアニメーションからである。

 日本ブルーレイ大賞は、ブルーレイの認知度向上により国内ブルーレイ産業の発展を目指して設けられている。一年間に国内で発売されたブルーレイの中から、その特徴を最も生かした作品を顕彰する。
 第11回にあたる今回は2018年1月1日から12月31日のリリースタイトルを対象に、評論家、機器メーカー会員、雑誌編集長らが選考にあたった。

日本ブルーレイ大賞
http://www.deg-japan.jp/award/deg_award_11th.html

■グランプリ 
「グレイテスト・ショーマン」
■審査員特別賞
「2001年宇宙の旅」
■ユーザー大賞
「ガールズ&パンツァー 最終章 第1話」

■高画質賞(ブルーレイ)
「8年越しの花嫁 奇跡の実話」
■高画質賞(Ultra HDブルーレイ部門)
「グレイテスト・ショーマン」
■高音質賞
「リメンバー・ミー」

■映画賞(洋画)
「ジュラシック・ワールド/炎の王国」
■映画賞(邦画)
「孤狼の血」
■TVドラマ賞
「おっさんずラブ」
■アニメ賞(洋画)
「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」
■アニメ賞(邦画)
劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』
■音楽賞
「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」
■ノンジャンル賞
「世界自然遺産 小笠原 〜ボニンブルーの海」

■アニメ賞(邦画)入賞
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 6 誕生 赤い彗星〈最終巻〉」
「文豪ストレイドッグスDEADAPPLE」
「リズと青い鳥」
■アニメ賞(洋画)入賞
「リメンバー・ミー」
「犬ヶ島」

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 第2回新潟国際アニメーション映画祭
     今年3月に初開催されて話題を呼んだ新潟国際アニメーション映画祭が、2024年3月に第2回を迎える。…
  2. 「アニメーションの表現」
     2023年10月23日から11月1日まで開催されている第36回東京国際映画祭は、昨年より上映本数、…
  3. 『いきものさん』© 和田淳・ニューディアー/東映アニメーション
     日本を代表するアニメーション作家として、いま“和田淳”を筆頭に挙げる人は多いだろう。2010年に『…
ページ上部へ戻る