「Flow」「メモワール・オブ・ア・スネイル」など外国作品も ゴールデングローブのアニメーション部門候補作

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 2024年12月9日、米国のゴールデングローブ財団は、2024年の映画・番組を対象とした第82回ゴールデングローブ賞の候補作品を発表した。このうち最優秀長編アニメーション部門では、『Flow』、『インサイド・ヘッド2』、『メモワール・オブ・ア・スネイル』、『モアナ2』、『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』、『野生の島のロズ』の6作品が選ばれた。
 2024年は日本作品も現地で公開されたが、ノミネートには上らなかった。日本作品が候補作品に入らないのは3年振りとなる。

 米国アカデミー賞の前哨戦ともされるゴールデングローブだが、かつては米国のハリウッド大作や大衆に人気の高いメガヒット作がノミネートに並ぶ傾向が強かった。しかし近年は組織改革の影響もあり、海外作品もノミネート入りするようになっている。
 今回はラトビアのギンツ・ジルバロディス監督が数十名のチームで制作した無声映画『Flow』、オーストラリアのストップモーション『メモワール・オブ・ア・スネイル』といったインディーズの話題作も選ばれている。ハリウッド大作の『インサイド・ヘッド2』や『モアナ2』、Netfix独占配信の『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』とこれらが並ぶユニークなラインナップになっている。
 同じく米国の有力映画賞のひとつとしてお馴染みのニューヨーク映画批評家協会賞では、すでに『Flow』が最優秀長編アニメーション賞に選ばれている。前年受賞の『君たちはどう生きるか』に続く活躍が期待される。

 アニメーション部門のノミネートはなかったが、日本関連ではテレビドラマ部門で『SHOGUN 将軍』が活躍している。本作は真田広之がプロデュース、主演も自ら務めた。同部門の作品賞、男優賞、女優賞、助演男優賞と主要部門4つでノミネートとなった。

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