インド特化、マンガ配信サービス「Manga Planet India」11月にスタート

マンガ

 日本アニメの新たな市場として注目されるインドで、マンガ分野でもビジネスの挑戦が始まっている。大日本印刷とファンタジスタが共同運営する海外向けマンガ配信プラットフォーム「Manga Planet」は、2023年11月15日から新たに「Manga Planet India」をスタートした。
 「Manga Planet India」は、サービスタイトルのあるようにインド市場に特化した日本マンガをサブスクリプション(定額固定課金)サービスだ。インドの文化や風習に沿ったマンガをピックアップする。年間9000億円とされるインド出版市場では、マンガの売上は1%未満。デジタルでこの売上げの拡大を狙う。

 作品だけでなく、価格もマーケットに合わせた独自の設定とした。基本価格は月額99インドルピーと日本円で180円程度、物価水準が低いインド市場に合わせて他国市場より低めに設定されている。まずはユーザーからの受け入れられやすさを目指す。
 さらにインドの日本マンガファンに向けた現地イベントなどと関連した情報発信や、インド限定作品のラインナップを目指す。今後はレンタル形式での購入などサービスの多様化も導入する予定だ。

 Manga Planetは、日本マンガの正規配信の拡大を目指して、2019年よりサービスをスタートしている。幅広い作品ラインナップが売りになっている。
 マンガの定額課金での正規配信は、アニメに較べるとまだまだ多くない。「Manga Planet」は、それを埋めるサービスとして普及を目指している。まだまだ世界的に多い海賊版流通の抑止も目的だ。

Manga Planet
https://www.dnp.co.jp/news/detail/1193199_1587.html
Manga Planet India
https://mangaplanet.in

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