櫻木優平監督「あした世界が終わるとしても」2019年1月公開 クラフターがオリジナル長編進出

あした世界が終わるとしても

 クラフタースタジオのオリジナル長編劇場アニメ『あした世界が終わるとしても』の製作が発表された。2019年1月25日全国公開、配給は松竹メディア事業部が担当する。
 監督はクラフタースタジオ所属の新進監督である櫻木優平。この10月に大型テレビアニメシリーズ『イングレス』の起用で注目を浴びている真っ中だ。相次ぐ話題作での監督として、さらに話題を集めそうだ。

 作品は幼いころに母を亡くして心を閉ざしがちな高校三年の真(シン)と、彼を見守ってきた幼なじみの琴莉(コトリ)を軸に描かれるようだ。そのふたりの前に突然、もうひとつの日本からもうひとりの「僕」が現れるのだという。SF要素も満載だ。
 監督の櫻木優平は、『ソウタイセカイ』(脚本・監督)、『新世紀いんぱくつ。』(脚本・監督)、『花とアリス殺人事件』(CGディレクター)などで活躍するいま注目のクリエイターである。得意とするのは、最新技術を投入した独自のアニメーション手法「スマートCG」である。クラフタースタジオを拠点にアニメ業界に新しい風を巻き起こしつつある。

 そのクラフタースタジオは、博報堂グループの映像制作会社として2011年に設立された。アニメーションだけでなく、広い領域での映像コンテンツを作を目指している。これまでに映画『ふうせんいぬティニー』、『オドモTV』、『ソウタイセカイ』などを作ってきた。2018年10月からはテレビアニメ『イングレス』の製作で一躍、30分枠の大型シリーズに挑戦する。いま話題のスタジオである。
 それが今回、オリジナル作品の長編劇場作品を世に問う。クラフタースタジオの名前もさらに広く知られることになりそうだ。
 原作はクラフター、監督と脚本も櫻木優平が務める。さらにプロデューサーにクラフター取締役の石井朋彦。スタジオジブリ、Production I.Gで多くのヒット作に携わってきたが、今回は新しいスタジオと新しいアニメーション技術で挑戦する。

『あした世界が終わるとしても』
http://ashitasekaiga.jp/
2019年1月25日(金)全国ロードショー
配給: 松竹メディア事業部

原作: クラフター
監督・脚本: 櫻木優平
制作: クラフタースタジオ
製作: 『あした世界が終わるとしても』製作委員会

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