セガサミーグループが、2018年5月に本社機能を品川区大崎の住友不動産大崎ガーデンタワーの集約を発表した。8月6日にはグループ本社を移転、順次入居を開始する。
移転するグループ会社は、セガサミーホールディングスやセガゲームス、サミー、アトラスなどグループ全20社になる。また新ビルで働くグループ社員は、約6500名。エンタテイメント企業の拠点としても国内有数の規模だ。
ゲーム、遊技機、ネットワーク関連のグループ会社が集結する一方で、トムス・エンタテインメント、テレコム・アニメーションフィルムといったアニメ事業部門の関連会社は引き続き、東京都中野区の現在の拠点にとどまる。現在の制作環境や業界のネットワークを優先したかたちだ。渋谷区神宮前のトムス・ジーニーズ、品川区天応洲のマーザ・アニメーションプラネットも同様だ。
新オフィスとなる住友不動産大崎ガーデンタワーは、JR山手線大崎駅から6分程度。大型ビルの開発が進む大崎地区でも目を惹く大型ビルである。住友不動産のプロジェクトとして建設が進められたが、ワンフローが1600坪と同社の都内のビルのなかで最も広い巨大さが特長である。24階建てのうち、半分にあたる12フロアーをセガサミーグループが使用する。
専有面積は6万4000㎡にも及び、通常の業務エリアのほかコワーキングスペースや最大500名収容のカンファレンスルームも設けられる。2000名収容の食堂は、グループで共用することで効率化を図ると同時に、コミュニケーションの活性化も狙っている。