タツノコ2018年3月期の売上は、62%増の28億3600万円

ファイナンス決算

 2018年5月10日、日本テレビホールディングスは2018年3月期の決算を発表した。併せてグループ各社の業績も明らかにしている。
 このうちアニメ製作のタツノコプロの売上げが前期大きく伸びた。売上高は28億3600万円と前年比62.2%増となった。これに伴い営業利益も6500万円(71.5%増)、経常利益は6700万円(60.4%)と増加した。ただし最終的には5000万円の純損失となっている。タツノコプロは2014年7月に日本テレビの子会社となったが、売上高は過去最高だった。

 2018年3月期、タツノコプロは3DCGのテレビシリーズ『infini-T Force』や『劇場版 Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』といった大型作品があった。本作は『ガッチャマン』『ポリマー』『キャシャーン』『テッカマン』といった70年代の人気作品のヒーローが登場することで話題を呼んだ。

 またキャラクター関連では、前の期の年度末に新たに連結子会社となったACMの数字が今回から加わった。ACMは全国5カ所のアンパンマン こどもミュージアムを運営している。
 売上高は36億5300万円(2.7%増)と微増だった。しかし、営業利益は2億2200万円(34.2%減)、経常利益は2億4300万円(32.1%減)、当期純利益は1億5800万円(28.9%増)だ。

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 新潟国際アニメーション映画祭
     2023年3月17日から22日までの6日間、新潟市内を中心に第1回新潟国際アニメーション映画祭が開…
  2. 太素(TAISU)
     『カウボーイビバップ』の渡辺信一郎監督、『九十九』で米国アカデミー賞短編アニメーションにもノミネー…
  3. かがみの弧城
     本屋大賞に輝く辻村深月の『かがみの孤城』は、ベストセラーとして世代を超えて支持を集めてきた。学校で…
ページ上部へ戻る