ジェノスタジオ 「虐殺器官」後の制作を発表、一挙3タイトル

ジェノスタジオ

 映画『虐殺器官』のアニメーション制作を手がけたアニメ制作会社2017年10月10日に次回作のビジュアルが公開され、発表によれば同社は3つのテレビシリーズを制作する。
 ただし今回は作品名を公表しておらず、ビジュアルのみとなる。さらなる情報は10月16日(月)の18時に公開される。

 ジェノスタジオは、2015年に制作が中断した映画『虐殺器官』の制作を引き継ぐため短期間で設立されたスタジオで、その社名も『虐殺器官』に由来する。特異な状況から生まれたにもかかわらず、2017年に本作を完成し、全国公開につなげた。
 一方で『虐殺器官』以後のジェノスタジオの仕事が注目されていた。それが今回、次作がテレビアニメであること、しかも一挙に3タイトルというサプライズになった。
 さらに発表されたビジュアルのコピーライツ(著作権)の記載は、現時点で「Copyright 2016 GENO STUDIO All Rights Reserved.」となっている。アニメ作品に多い製作委員会になっていないことも注目される。
 
 10日には、ジェノスタジオYouTube チャンネルにて、声優の中村悠⼀さんと櫻井孝宏さんが出演するスペシャルメッセージビデオも配信されている。中村悠⼀さんと櫻井孝宏さんは、『虐殺器官』のメインキャラクターの声優を務めたのが縁になっている。
 またジェノスタジオ公式サイトもリニューアルされるなど、新たな目標に向けてダイナミックに動き出したことが分かった。

ジェノスタジオ
http://genostudio.co.jp/

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 第2回新潟国際アニメーション映画祭
     今年3月に初開催されて話題を呼んだ新潟国際アニメーション映画祭が、2024年3月に第2回を迎える。…
  2. 『いきものさん』© 和田淳・ニューディアー/東映アニメーション
    『いきものさん』の製作で多くの人が驚いたのは、東映アニメーションがそれを担当することだろう。世界的な…
  3. MIFA東京都ブース2023
     東京都がこの10月、11月に、アニメーション分野で海外進出を目指す企業や個人事業主に向けた連続セミ…
ページ上部へ戻る