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バンダイのフィギュアイベント「TAMASHII NATION」がワールドツアー NYグランドセントラル駅も会場に
- 2017/3/7
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バンダイが毎年開催するフィギュアイベント「TAMASHII NATION」が、現在、世界各国に巡回中だ。「TAMASHII NATION」が今年で10周年を迎えたのを記念したもので、世界10都市での実施を予定している。
スタートは2016年12月1日のブラジル・サンパウロ。Comic-Con Experience 2016の会場内に「TAMASHII NATION」ブースを設けて南米ファンの人気を集めた。さらに2月には香港で開催された日本ポップカルチャーの大型イベントC3 in Hong Kongに参加し、こちらも展示ブースを設けた。
3番目の会場には、巨大都市ニューヨークが選ばれた。しかも、今回は単独イベントとして、4月29日お30日の2日間、マンハッタンの中心にあるグランド・セントラル駅を会場にする。構内にある多目的ヴァンダービルト・ホールを利用する。ヴァンダービルト・ホールはメインコンコースにある待合室を改築したもので、企画展示などが多く行われている。
絶好のローケーションになるだけに、ファンだけでなく、一般のニューヨーク市民にもアピールすることになる。展示商品は『ドラゴンボール超』や『NARUTO』、『美少女戦士セーラームーン』といったアニメから、米国人にお馴染みの『スター・ウォーズ』やマーベル・ヒーロー、さらにはゴジラやプロレスWWEにまで及ぶ。日本カルチャーだけでない、幅広いトイフィギュアのブランドとしてバンダイを印象づける。
「TAMASHII NATION」を運営するバンダイ コレクターズ事業部は、子どもだけでなく大人も満足できるハイエンドのトイを開発・販売している。かつてより大人がキャラクターに馴染み深くなっていることもあり、その役割は大きくなっている。
とりわけ現在は海外、とりわけアジアマーケットで、こうしたハイエンド商品の人気が高まっている。「TAMASHII NATION」ワールドツアーは、そうした人気の後押し、話題づくりに一役買う。
ニューヨーク開催の後は、一度、日本に戻り、5月27日、28日の2日間、大阪で実施される。その後は6月のメキシコでのイベントが待っている。さらに中国、台湾、フランス、スペイン、イタリアでも計画されている。まさに世界を周ることになる。最後は11月の東京・秋葉原の「TAMASHI NATION 2017」で、10周年のお祝いと共にクロージングとなる。
アニメ、マンガの海外展開はよく話題になる。一方で、より大きなマーケットである玩具・キャラクター商品は見落とされがちだ。しかし、そうしたキャラクター商品の海外進出も確実に進んでいることを「TAMASHII NATION」ワールドツアーは感じさせる。