実力派のアニメーター五十嵐祐貴氏を中心にした新しいアニメスタジオ「OUTLINE」が本格的に活動を開始した。2022年7月18日に公式サイトをオープン、「OUTLINE」立ち上げのお知らせ」やコンセプト、人材募集などの情報発信もスタートしている。
スタジオはアニメ企画・製作のツインエンジンの制作会社EOTAに設けられたクリエイティブユニットとの位置づけ。ツインエンジンは個性のあるスタジオを独立したユニットとしてグループ化することで、豊かなクリエイティブと規模のビジネスの利点を活かした体制を目指している。OUTLINEもそうしたスタジオのひとつとなる。
OUTLINEは、この日発表された星野源さんの新曲で映画『GHOSTBOOK おばけずかん』の主題歌である「異世界混合大舞踏会 (feat. おばけ)」のミュージックビデオ(MV)を制作している。星野源のポュプな音楽に合わせて2Dで描かれたシンプルな線と色で表現された少年やお化けたちがダンスをする魅力的な映像だ。若々しいエネルギーが感じさせる。このリリースと合わせて、スタジオの活動も広く告知した。
作品づくりにあたっては、「魅力的なキャラづくり」、「最先端アクションの追求」、「上を目指せる育成の場」を掲げる。
スタジオを率いる五十嵐祐貴氏は、アクションシーンに定評のあるアニメーターで、テレビアニメ『呪術廻戦』のエンディングなどで注目を集めた。2021年にはディズニーのオムニバスシリーズ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』の一編「のらうさロップと緋桜お蝶」で監督も務めた。
またアニメスタジオ エイトビット創業者で元代表取締役・葛西励氏もOUTLINEの立ち上げを支援する。新世代の才能が新スタジオでどのように発揮されるのか、注目を浴びそうだ。
OUTLINE https://www.st-outline.jp/