2000年から12年にもわたり劇場公開されている隠れたアニメーション映画シリーズがある。イギリス生まれの原作を海外アニメーションとする「きかんしゃトーマス」シリーズだ。テレビの長寿番組としてもよく知られているが、第1作の『きかんしゃトーマス 魔法の線路』以来、毎年劇場公開を欠かしていない。未就学児やファミリーを中心に手堅い人気を誇っている。
とりわけ今年に東京テアトル配給で公開された『映画 きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』は、興行収入が1億3000万円を超える過去最高を記録した。上映時間帯が限られ、また未就学児が中心の作品として確かな成功を収めている。
こうしたなかでシリーズの最新作の公開が早くも決定した。東京テアトルは2018年春に『映画 きかんしゃトーマス とびだせ!友情の大冒険』を公開すると発表した。また新たなトーマスの冒険を子どもたちに届ける。
近年は、「アンパンマン」や「しまじろう」、「かいけつゾロリ」といった未就学児向けの劇場アニメシリーズが人気を博している。「きかんしゃトーマス」は海外作品ながらその一角を占め、存在感を発揮する。
「きかんしゃトーマス」は、1980年代にイギリスで、ストップモーションアニメーションとして誕生。その後、アニメーション制作技術の発展と共にイギリスだけでなく、世界各国で人気を博している。日本には1990年代に上陸、フジテレビからテレビ東京、現在はNHKに移り人気を博している。
キャラクター展開も活発で、商品化のほか、テーマパークや遊園地のアトラクション、舞台など幅広い。これらが長年の人気の秘密にもなっている。
『映画 きかんしゃトーマス とびだせ!友情の大冒険』
2018年春公開
http://movie2018.thomasandfriends.jp