1万人収容の音楽アリーナ ぴあが横浜みなとみらいに建設、初期投資額100億円

音楽アリーナ ぴあ

 エンタテインメントのチケット販売大手のぴあが、ホール・劇場の運営事業に乗り出すことになった。2017年7月20日、ぴあが発表した。横浜市の都市開発エリアみなとみらいに、収容人数1万人規模の大型音楽アリーナを建設、完成後はホールの運営もする。
 ホールは横浜美術館やランドマークタワーから近い38街区となる。2017年3月まで暫定施設としてトヨタジョイパーク、日産カーパレスが営業していた。ぴあは所有者の三菱地所より土地を借り受け、地上4階地下1階の音楽アリーナを建設する。
 敷地面積は1万2000㎡、延床面積は2万1000㎡になる。初期投資額は100億円を予定する。2017年12月に着工し、2020年春には開業する予定だ。首都圏では、2020年夏に開催する東京オリンピック関連で大型ライブ会場の不足が、深刻な問題となっている。1万人規模の音楽アリーナの建設は、ライブエンタテイメント業界には朗報となる。

 年間連結売上高1500億円規模のぴあにとっては、初期投資100億円、さらに横浜の中心部のエリアでの大規模な土地の賃貸はかなり思い切った投資となる。民間企業が単独で1万人規模の会場を建設・運営するのも前例がない。
 しかし、大型会場の需要が強いこと、立地のよさから会場利用者の確保は充分期待出来る。今回のプロジェクトが軌道に乗れば、ぴあは今後もホール・劇場運営の事業拡大を目指す可能性も高そうだ。

 横浜・みなとみらい地区は、1989年にスタートした横浜臨海地区の大型開発エリアである。2019年から20年にかけては大型施設のオープンが集中している。そのなかには、同じ2020年春に開業するZeppホールネットワークとコーエーテクモゲームス運営の大型ライブハウス「KT Zepp Yokohama (仮)」や国際会議場なども含まれる。
 同地区にはすでに、アニメやゲーム関連のイベントでお馴染みの国立大ホール・パシフィコ横浜、さらにはまぎんホール、横浜みなとみらいホールが立地する。これにキャパシティ1万人の新ホールが加わる。2020年春には、ライブ会場が集積エリアとしてみなとみらいが一挙に注目を浴びることになる。新施設でも、アニメ関連の音楽イベントの開催も期待できそうだ。

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