東京・秋葉原エリアから日本のアニメ文化を発信してきた施設「東京アニメセンター」が、2017年7月18日に営業を終了することになった。公式サイトにて告知された。東京アニメセンターによれば、秋葉原UDXとの契約が終了したためである。
またサイトでは、再開などについては公式ホームページであらためて告知するとしている。今後新たなかたちで活動が続く可能性もあるが、2006年から10年以上にわたった秋葉原UDXでの活動は7月を持って終了になる。
秋葉原UDXは、日立製作所やグローリー、モトローラなどが入居する22階建の大型ビルでNTT 都市開発と鹿島建設が開発した。1階から4階までは商業文化ゾーンとなっており、2階のアキバ・スクエアや4階のUDXギャラリー、UDXシアターはアニメ関連イベントでも多く活用されている。アニメファンにもお馴染みの場所だ。
東京アニメセンターは、2006年の竣工時より、隣接する一般社団法人日本動画協会と共に同ビルに入居していた。
東京アニメセンターは2006年3月に来訪者への情報提供、イベント・展示会、キャラクターショップの運営などを目的に設立された。国内サブカルチャーの中心地である秋葉原からの情報発信し、アニメ文化の普及を行ってきた。オフィシャルショップのほか、アフレコ体験コーナー、アニメプレスデスク、イベントスペースが設けられた。
2012年8月からは、運営をアパマンショップホールディングスの子会社アパマンショップネットワークと日本動画協会の共同事業とし、大幅なリニューアルを実施。展示スペースを拡張し、人気アニメを中心とした原画や設定の展示企画が多く行ってきた。7月17日の閉館までは、東京都が「アニメアーカイブ事業」で保管するセルアニメのレイアウト、原画、企画書、台本、絵コンテ、セル画などを展示している。
東京アニメセンター
http://animecenter.jp/