一般社団法人 日本動画協会は、2017年6月1日付で株式会社IMAGICAイメージワークスと株式会社Tokyo Otaku Modeが新たに準会員として入会したと明らかにした。両社の加入で、協会の会員数は正会員35社、準会員36社で合計71社となった。このほか正会員、準会員の移動があったが、準会員が正会員を数で上回った。
日本動画協会は、日本のアニメ製作者を中心とした業界団体として2002年に設立された。正会員はアニメ製作会社、準会員はアニメ関連事業会社が中心に加入している。
新たにメンバーに加わったTokyo Otaku Modeは、インターネットを通じて日本のポップカルチャーを発信する会社として2012年に米国で設立された。日本動画協会には、2016年に設立された株式会社Tokyo Otaku Modeとして加わる。
同社はアニメやキャラクター、マンガ、ゲームなどのニュースや情報を提供している。また、海外に向けEC事業やウェブサービスも手掛ける。日本動画協会に加入することで、アニメ分野でのさらなる企業連携を目指すことになりそうだ。
またIMAGICAイメージワークスは、映像関連の総合企業イマジカ・ロボットホールディングスのグループ会社である。これまではCMやプロモーションの映像を多く手掛けてきた。一方で2016年にはアニメーション制作チーム ActNØ5を立ち上げた。TVアニメや劇場版アニメへの進出も目指す。
同じ6月には、文化庁から日本動画協会が委託を受ける若手アニメーター等人材育成事業「あにめたまご2018」の参加企業のひとつにも選ばれている。ここからもアニメ事業への積極展開が窺える。
イマジカ・ロボットホールディングスからは、同じくグループ会社のオー・エル・エムが、これまでも日本動画協会の正会員となっている。