
一般社団法人日本動画協会は、2025年4月1日付で新たに株式会社MAPPAが正会員、デュランダル株式会社と株式会社ニジゲンノモリが準会員として加入したと発表した。これにより同協会の会員数は正会員41社、準会員54社の計95社となった。
日本動画協会はアニメ製作・制作企業の協力団体として2002年に加盟20社で設立されたが、アニメ産業の成長と共に参加企業も増えている。2024年にも正会員にトリガー、小学館ミュージックアンドデジタルエンタテイメント、ギャガが正会員、バンダイナムコピクチャーズ スタジオKAIが準会員となっている。
MAPPAは2011年に設立されたアニメーション制作の大手スタジオで、近年急成長している。『チェンソーマン』や『呪術廻戦』といったヒット作も数多い。東京の本社スタジオのほか、仙台と大阪にもスタジオを持つ。
デュランダルは2022年に設立されたばかりのアニメーション制作会社、群馬県みなかみ町猿ヶ京温泉の本社を移転した。群馬発のアニメスタジオと話題を呼んだ。ニジゲンノモリは兵庫県淡路島でアニメ作品やキャラクターを活用した公園施設ニジゲンノモリを運営している。
日本動画協会はアニメ作品の制作だけでなく権利運用もする会社を中心とする正会員とそれ以外の企業の準会員に分かれている。これまで正会員は歴史も長いスタジオが多く占めていた。MAPPAやトリガー、デュランダルのような比較的新しい企業の加入が、組織の活性化を促すことが期待される。