イマジカ・ロボット、期末業績予想を上方修正 映像ソフトと配信向けのローカライズも好調

ファイナンス決算

 映像関連の総合企業イマジカ・ロボットホールディングスの事業が好調だ。2017年5月8日、17年3月期の通期連結業績予想を上方修正した。
 新たな発表によれば、これまで850億円としていた連結売上高は875億円に引き上げられる。今期は、グループ会社にアニメ製作のOLMグループが加わったこともあり、売上高は前年同期の700億3600万円より急伸する。
 また営業利益は13億円から17億5000万円に、経常利益は14億円から20億円に、当期純利益も10億円から17億円に変更された。利益面でも前期比で大幅な伸びとなる。

 業績好調の要因は、幅広い事業に及んでいる。主力事業のひとつ映像技術サービスは受注の好調に加えて、コスト削減効果が効き、粗利益率が向上した。
 映像ソフトでも受注が積みあがった。イマジカ・ロボットの映像コンテンツ事業は、実写映像中心のロボット、2Dアニメのオー・エル・エム、CG・VFXのオー・エル・エム・デジタル、Sprite Animation Studios、そしてピクスといった企業で構成されている。
 メディア・ローカラライゼーション事業も利益が当初予想を上回る。米国に拠点を持つ映像コンテンツのローカライズ会社SDIメディア・グループがこの部門にあたる。吹替え・字幕・翻訳サービスの世界最大手だが、配信事業者からの受注が好調だった。配信会社の国境を越えた活動が、好影響を与えている。イマジカ・ロボットは2015年にクールジャパン機構とSDIメディア・グループを共同買収したが、今後の成果が期待されている。
SDIメディア・グループ、OLMグループの買収と積極的なM&Aを続けたイマジカ・ロボットだが、2017年3月期の決算に関する限りは、まずは着実な成果を残したと言ってよさそうだ。

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. ビリビリ ファニメーション
     2019年3月23日、国内最大規模の総合アニメイベントAnimeJapan 2019が、4日間の予…
  2. Syd Mead未来会議Vol. 04
     日本のSFアート、デザイン、設定を語る時に避けて通れない存在、それが「スタジオぬえ」だ。1974年…
  3. 『愛なき森で叫べ』
    ■世界に知られた映画監督をドラマシリーズに起用  世界の優れた映画・ドラマをグローバルにつなぐこと…
ページ上部へ戻る