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ポニーキャニオン第3Q減収赤字 音楽・映像ヒット作不足でパッケージ低調
- 2017/2/4
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フジ・メディア。ホールディングス(フジ・メディアHD)が、2017年2月3日に17年3月期第3四半期の決算を発表した。このうちポニーキャニオンを中心とした映像音楽事業が不調だった。売上高は340億8100万円と前年同期比で4.8%の減少、営業利益4100万円から営業損失1億1400万円に転じた。
同事業の中核企業ポニーキャニオンの売上は232億9700万円と9.4%減、営業損失は前年同期の2億7700万円から7億8800万円に拡大している。フジ・メディアHDはパッケージの販売低調を理由に挙げている。音楽部門、映像部門ともヒット作が少なかった。ポニーキャニオンでは、パッケージに頼らない構造改革を進めることで対応する。
映像音楽事業は、ポニーキャニオンのほかフジパシフィックミュージック、フジ・ミュージックパートナーズ、シンコーミュージック・パブリッシャーズを含めた9社から構成される。
ポニーキャニオン以外では107億8300万円と前年同期の100億9100万円から増加、営業利益は3億1800万円から6億7400万円に伸びている。事業全体におけるパッケージ部門の影響の大きさが窺える。フジパシフィックミュージックは、原盤使用料、映像制作は減収だったがマネージメント収入が伸びて増収増益を確保した。
第3四半期までの業績を受けて、フジ・メディアHDは映画音楽事業の通期業績予想を下方修正した。
売上高は当初見通しの503億円から470億円に33億円引き下げた。また営業利益は18億円から10億円に変更する。第3四半期まででは赤字となっているが、第4四半期にはパッケージ以外の収益が見込めるとして、最終的には営業利益を確保する見込みだ。