Japan Content Showcase 2016が映像ライブラリーを強化 IMAGICAの「FOYER」を採用


2016年10月25日から27日まで、東京港区のグランドニッコー東京台場にてJapan Content Showcase 2016(JCS)が開催される。同じ期間、都内で開催される東京国際映画祭(TIFF)の併設国際見本市である。映画・テレビ番組などのTFFCOM、アニメーションのTIAF、そして音楽のTIMMと3つのジャンルをカバーするコンテンツ見本市は、内外のビジネス関係者から毎年活用されている。アジアを代表するマーケットとしてスタート以来成長しており、2015年は3日間で過去最高の24,236名が来場、登録バイヤー数は1433名、そして期間中の商談は6,663件にも達した。
マーケットが大きくなればなるほどバイヤーにとって大変になるのが、求める作品がどこにあり、誰が取り扱っているかである。見本市参加の事前準備や情報収集も重要になる。
そした作業をスムーズに進めるため、JCSは公式オンラインライブラリーに新たなシステム「Japan Content Showcase 2016: Online Library powered by FOYER」を導入した。オンラインショーケース「FOYER」を利用したプラットフォームである。

「FOYER」は、IMGICAが開発した映像コンテンツプラットフォームで、映画やテレビ番組、アニメーションなどの作品情報と映像を掲載する。掲載された内容は登録されたものだけが、検索や閲覧が可能になるBtoBのビジネスに特化した機能が特徴だ。会員制とすることで、充実した内容と高いセキュリティシステムを実現する。さらに閲覧ログ情報を集め、これをビジネスにつなげることが可能になる。
「FOYER」は2015年のJCSでIMAGICAが発表して話題を呼んだ。その後、国内のコンテンツホルダーに利用されてきたが、今年はプラットフォームの活用のかたちで会場に戻ってくる。

JCSでは出展者とバイヤーの双方に向けてサービスを提供する。出展者はオンラインライブラリーに登録後、無料で映像をアップロード出来る。これを通じてバイヤーとのコミュニーケーションを行う
バイヤーは登録後、これらの映像コンテンツをオンライン上で検索・閲覧することが可能になる。会期中前から閲覧できるため、事前の準備、問い合わせ、アポイントメントのアレンジに力を発揮するだろう。
さらに「FOYER」は第29回東京国際映画祭でも、公式上映作品のスクリーニング用のオンラインライブラリーにも採用された。国際見本市と国際映画祭を支えるインフラをして力を発揮する。

Japan Content Showcase 2016 http://www.jcs.tokyo/

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