一般社団法人日本動画協会は、文化庁が公募する「令和4年度 アニメーション人材育成調査研究事業」の受託団体に採択されたことを発表した。
このうち技術継承プログラム「あにめのたね」では、本年も短編アニメーションの作品制作を通じた人材の育成方法について実践的な調査研究を実施する。5月中に、受託制作4団体と育成対象者の募集を開始する予定だ。
アニメーション人材育成調査研究事業は、2019年まで実施されていた「若手アニメーター等育成プロジェクト」の後を受けて、2020年から実施されている。今年で3年目となる。若手アニメーター等育成プロジェクトと異なるのは、若手だけでなく中堅スタッフやアニメ業界を目指す学生などより幅広い層を対象にプログラムを用意することだ。
プログラムは3つから構成されている。「あにめのたね」のほか、就業者を対象とした技術向上教育プログラム、アニメーション業界志願者を対象とした基礎教育プログラム「アニメーションブートキャンプ」などを実施している。
「あにめのたね」では、毎年事業内で各制作会社が制作する作品も注目されている。昨年2021年度は、『天神』(イマジカデジタルスケープ)、『ロックンおヨネ』(スタジオエル)、『宇宙キャンパー/チッチ』(プロダクション・プラスエイチ)、『キラキラきらり☆』(レスプリ)が制作、上映されている。
「あにめのたね」公式サイト https://animenotane.jp/