ミャンマーで日本映画特集上映  長編・短編アニメーションや若手作家のワークショップも

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 1月13日から19日まで、東南アジアの新興国ミャンマーで、日本映画とアニメーションの特集上映が実施される。文化庁が主催する日本映画祭2017「最新作大集合! 日本映画とアニメーション」と題したイベントで、2004年から行われている日本の映画を通じたアジアでの文化交流プロジェクトの一巻である。今回は、日本の映画やアニメーションがまだ十分紹介されていないミャンマーでの開催となった。
 
 とりわけ今回は、アニメーション関連の充実が注目される。長編映画を4作品、そして短編は18作品にも及ぶ。長編は『思い出のマーニー』、『花とアリス殺人事件』、『バケモノの子』、『BORUTO NARUTO THE MOVIE』と、近年のヒット作を中心に組んでいる。
 短編は「巨匠たちの足跡」と「ほとばしる情熱! 20 代監督作品集」と対称的なふたつのプログラムで構成する。「巨匠たち~」では、久里洋二、川本喜八郎、古川タク、岡本忠成、手塚治虫、山村浩二、加藤久仁生と世界的に名前が知られた作家の名前が並ぶ。一方「20 代監督作品集」は、国内外の映画祭やコンテストで活躍する新世代の作家たちである。現代の日本を示す魅力あふれるプログラムだ。

 実写映画は、オープニングとして大根仁監督の『バクマン。』を上映する。優れた作品の紹介と同時に、マンガ家を目指す少年たちのサクセスストーリーは、日本のマンガ文化の紹介にもつながっていそうだ。このほか『クロユリ団地』、『くちびるに歌を』、『映画 ビリギャル』、『ヒロイン失格』、『さらば あぶない刑事』、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』が上映される。

 また、1月16日に国立ヤンゴン芸術大学で開催される「アニメーション・ワークショップ」はイベントの目玉になる。
 「20 代監督作品集」で紹介される監督のうち7人がミャンマーに赴き、現地の学生と共にアニメーション制作をする。アニメーションの基本的な動かしかたや、作画の方法、さらにメタモルフォーゼの面白さを体感するものになる。現地の学生は勿論、参加する日本の作家にも刺激を与えるもの になりそうだ。

日本映画祭2017「最新作大集合! 日本映画とアニメーション」
2017年1月13日(金)~1月19日(木)
会場: ミャンマー・ヤンゴン市 ネピドー・シネマ
主催: 文化庁

[長編アニメーション]

『思い出のマーニー』 (米林宏昌監督)
『花とアリス殺人事件』 (岩井俊二監督)
『バケモノの子』 (細田守監督)
『BORUTO NARUTO THE MOVIE』 (山下宏幸監督)

[短編アニメーション]

『人間動物園』 (久里洋二)
『鬼』 (川本喜八郎)
『コーヒーブレイク』 (古川タク)
『おこんじょうるり』 (岡本忠成)
『ジャンピング』 (手塚治虫)
『頭山』 (山村浩二)
『つみきのいえ』 (加藤久仁生)

『堀川出水入る』(谷耀介)
『あたしだけをみて』 (見里朝希)
『夏の女神の口の中』 (リュウ・シンシン)
『I think you’re a little confused』 (小川育)
『so near yet so far』 (藤幡小光)
『オバケのウィリー』 (久目健人、小島良介)
『FEED』 (岡崎恵理)
『怪獣風呂』 (橋爪伸弥)
『ボンとハレトモ〜古代遺跡で大慌て』 (ムトウアキヒト、はらだかおる)
『何も見なくていい』 (伊藤圭吾)
『ズドラーストヴィチェ!』 (幸洋子)

[実写映画]
『バクマン。』 (大根仁)
『クロユリ団地』 (中田秀夫)
『くちびるに歌を』 (三木孝浩)
『映画 ビリギャル』 (土井裕泰)
『ヒロイン失格』 (英勉監督)
『さらば あぶない刑事』 (村川透監督)
『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』 (三木康一郎)

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