レベルファイブ、香港に新会社設立 アジア・ヨーロッパのライセンス・マーケティング統括

ファイナンス決算

 ゲーム、キャラクターの大手レベルファイブが、海外事業をさらに強化している。2017年1月5日、香港にLEVEL-5 abby Hong Kong Limited(レベルファイブ アビー香港)を設立したことを明らかにした。米国現地法人のLEVEL-5 abby(レベルファイブ アビー)が100%出資する子会社となり、レベルファイブからは孫会社になる。
 レベルファイブ アビー香港は、日本と韓国を除くアジア、ヨーロッパ、中東、アフリカのクロスメディア戦略、マーケティングとライセンスを統括する。また同地域のアニメ関連、商品関連も担当する。一方でゲーム事業は、米国会社が引き続き行う。キャラクターやマーケティング、ライセンス事業を切り出したかたちだ。

 レベルファイブ アビーは、2015年8月に米国カリフォルニア州サンタモニカに設立された。レベルファイブが51%出資、残りの49%を電通が出資する。レベルファイブ作品の海外事業の戦略会社で、『妖怪ウォッチ』や『ダンボール戦機』のビジネスを手がけてきた。
アジア地域では現在『妖怪ウォッチ』が高い人気を博している。レベルファイブ アビー香港は引き続き、これを進める。さらに2017年から本格的に展開する『スナックワールド』にも取り組む。
 『スナックワールド』は、日本では2017年4月からテレビアニメ放送が開始する。フルCGのテレビアニメシリーズとして注目されている。また同じ4月にスマートフォン向けのゲームをリリース、7月にはニンテンドー3DS用のゲームも発売される。このタイミングに合わせた事業の本格化になりそうだ。

 これまでレベルファイブの手がけたゲームは、海外ではゲーム発売とテレビ放送、キャラクター商品の展開がバラバラになることが多かった。レベルファイブ自身が、海外ビジネスに関わることで、こうしたずれの解消が期待される。

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