エイベックス第1Q増収増益 アニメ好調で映像ソフト拡大、映像配信は加入者伸び悩み

ファイナンス決算

音楽・映像のエイベックス・グループ・ホルディングス(エイベックスGHD)が、2017年3月期で好調なスタートを切った。第1四半期の連結売上高が357億2200万円と13.5%増となったほか、前期はマイナスであった利益面でも、黒字化を実現した。営業利益は15億1300万円、経常利益は13億3900万円、純利益は4億7800万円だった。
エイベックスGHDの事業は、音楽・映像マネジメント/ライブの主要3事業から構成されている。それぞれの売上高は音楽122億3000万円、映像118億4200万円、マネジメント/ライブ121億7900万円とバランスよく等分されている。

映像事業がとりわけ好調だった。売上高は25%増、営業利益は10億3400万円のマイナスから一気に12億3400万円に浮上した。映像事業を支えたのはパッケージ事業で、期間中のBlu-ray/DVDの売上急伸が影響している。前年同期の新譜販売は12万7000枚であったが今期は35万1000枚と倍増した。商品単価も4771円から5232円と上昇している。これはエイベックス・ピクチャーズが手がけた『おそ松さん』の大ヒットが牽引したとみられる。
しかし、映像事業のうち映像配信事業は、苦戦した。売上高は74億900万円と6.5%減、利益も10億1600万円から9億6400万円に減少した。これは定額見放題の配信サービスの会員数の伸び悩みが響いた。ソフトバンクと共同展開するUULAは2015年3月末の会員数が136万人から16年3月末には75万人に落ち込んだ。またNTTドコモと展開するdTVも2015年3月末の453万人に対して16年末は457万人と微増に留まっている。
映像業界全体では、配信市場の拡大と映像ソフト市場の縮小が話題になることが多い。しかし、今期のエイベックスGHDの第1四半期は、それとは逆の動きとなった。

音楽事業もパッケージが伸びている。音楽パッケージ事業の売上高は76億円で48.2%増と急伸している。ただし、利益率の低い作品が多く営業利益は18億円と2.2%増だった。音楽配信事業の売上高は29億円の4.8%増、営業利益が14億円で3.9%減である。ここでもパッケージ好調、配信の伸び悩みが見られる。
マネジメント/ライブ事業の営業利益は4億2200万円で前年の9億1800万円から減少した。特にライブの低下が響いた。大規模会場の公演数の減少が影響したとしている。

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