ゲームや小説、アニメ、キャラクターのデザイン、さらに世界観づくりまで、様々なクリエイティブを創り出す株式会社ニトロプラスが、また新たなジャンルに進出する。2016年7月1日に、舞台・ステージ作品の企画・運営の大手ネルケプランニングの代表取締役社長である松田誠氏を、取締役に迎え入れた。
松田氏は、ミュージカル『テニスの王子様』、ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』、ミュージカル『美少女戦士セーラ ームーン』など、マンガやアニメに基づいたミュージカルや舞台のヒット作を多く手がけてきた。2.5次元ブームとされる前からこのジャンルを開拓してきた。また一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会の代表理事を務めるなど、アニメやマンガ・ゲーム原作の舞台作品の日本、そして海外に向けた普及に尽力している。
ニトロプラスは、2000年に現在の代表取締役である小坂崇氣氏らにより設立された。男性向けのPCゲームソフトをスタートにアニメや小説、実写まで多くの作品でクリエイティブに関わる。ヒットメーカーである虚淵玄をはじめ、人気のクリエイターが多く参加することが同社の強みとなっている。
2016年には、台湾企業と共同で制作した人形劇番組『Thunderbolt Fantasy東離劍遊紀』を手がけた。また人気のオンラインゲーム『刀剣乱舞』の舞台化もするなど、新しいジャンルに積極的だ。
ネルケプランニングは、ミュージカル『刀剣乱舞』の企画にも携わっている。松田氏の取締役就任で、今後もこうした取り組みは増えそうだ。
ニトロプラスは松田氏の取締役に就任で、自社コンテンツの舞台や実写版などメディアミゥクスを強化するとしている。ゲーム・映像・小説から舞台まで、ニトロプラスの挑戦はまだまだ広がりそうだ。
ニトロプラス
http://www.nitroplus.co.jp/