年に一度、日本のライセンスビジネス産業に大きな貢献をしたキャラクター/ブランドを選出して顕彰する日本キャラクター大賞が、今年の受賞プロパティが決定した。発表されたのはキャラクター・ライセンス賞、ニューフェイス賞、プロダクト・ライセンシー賞、プロモーション・ライセンシー賞、リテイル賞、選定委員特別賞の6部門8プロパティだ。
2024年7月3日から5日まで東京ビッグサイト 西ホールで開催される第15回 ライセンシング ジャパンの会場にて特設エリアが設けられて、プロパティを紹介する。また3日13時からは表彰式が行われ、現在は明らかにされていないグランプリの発表もする。
アニメやマンガの大きな盛り上がりもあり、国内のライセンスビジネスは23年から24年にかけても活発だ。それを反映して日本キャラクター大賞でも、大型プロパティのノミネートが相次ぎ、大激戦になった。実際に選ばれた作品等は、誰でも納得がいくラインナップだ。
前年にライセンス展開で大活躍したキャラクターを選ぶキャラクター・ライセンス賞は、シリーズアニメ『【推しの子】』、「機動戦士ガンダム」 シリーズ、『ちいかわ』の3つが選ばれた。いずれもアニメ、マンガ、玩具、グッズなので一大旋風を巻き起こした作品である。
ニューフェイス賞は前評判の高さに見事に応えたアニメ『葬送のフリーレン』、プロダクト・ライセンシー賞はコンビニでもはやお馴染みの「一番くじ」。またプロモーション・ライセンシー賞は、選びきれないほどの様々なキティを並べた日本マクドナルドの「ハッピーセット ハローキティ50周年」、リテイル賞にはセサミストリートマーケット(マッシュスタイルラボ)が決定した。
そして選定委員特別賞は、誕生20周年で子どもだけでなく幅広い層にマーケットを広げることに成功した「プリキュアシリーズ」となった。ここにきて一挙にユーザーを拡大したことが評価された。
日本キャラクター大賞はライセンス産業発展への寄与を目的に設立されたキャラクターとライセンスビジネス業界アワードで、一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会が主催する。国内最高のライセンスブランドとキャラクターの中から優れた実績を残し、業界に貢献したプロパティを選出している。
7月3日に発表されるグランプリには、これまで「ポケットモンスター」「ONE PIECE」、「妖怪ウォッチ」、「すみっコぐらし」、「鬼滅の刃」、「ちいかわ」などが選ばれている。
日本キャラクター大賞
http://www.charabiz.com/award/
[日本キャラクター大賞 キャラクター・ライセンス賞]
・「【推しの子】」 (【推しの子】製作委員会)
・「機動戦士ガンダム」 シリーズ (創通、バンダイナムコフィルムワークス)
・「ちいかわ」(スパイラルキュート)
[ニューフェイス賞]
アニメ『葬送のフリーレン』 (「葬送のフリーレン」製作委員会)
[プロダクト・ライセンシー賞]
一番くじ(BANDAI SPIRITS)
[プロモーション・ライセンシー賞]
ハッピーセット ハローキティ50周年 (日本マクドナルド)
[リテイル賞]
セサミストリートマーケット(マッシュスタイルラボ)
[選定委員特別賞]
プリキュアシリーズ(東映アニメーション)