2022年に国内で最も活躍したキャラクターに、『ONE PIECE』が選ばれた。一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会は2023年6月28日、東京ビッグサイト・東ホールで開催中の第13回 ライセンシング ジャパンにおいて、日本キャラクター大賞授賞式を実施した。
このなかで各部門の受賞者、受賞作品を発表。国内最高のキャラクターに与えられるグランプリに、『ONE PIECE』を選んだ。本作のアニメーションを製作する東映アニメーションの篠原智士常務取締役が受賞の盾を受け取った。
『ONE PIECE』は2022年11月に新作劇場アニメ『ONE PIECE FILM RED』が全国公開され、興行収入197億円超の空前の大ヒットになった。主催者によれば『ONE PIECE』は映画だけでなく、2022年には関連グッズなども際立った成果を残したという。誕生から四半世紀を超える歴史を持ちながら、なおキャラクター展開のトップに立ち続ける、その存在感が高く評価された。
『ONE PIECE』は、2010年、2012年にもそれぞれグランプを受賞している。1年に1タイトルだけのグランプリに通算3回目の選出で、他の作品にない圧倒的な強さを誇っている。
日本キャラクター大賞は2009年に、ライセンスビジネス産業の価値を社会に広く発信すること、業界の発展を目的にスタートした。グランプリには『ポケットモンスター』や『くまモン』、『妖怪ウォッチ』、『鬼滅の刃』などが受賞している。キャラクターのトレンドをいち早く知る指標にもなっている。グランプリの他にキャラクター・ライセンス賞(3作品)、ニューフェイス賞、プロダクト・ライセンシー賞、プロモーション・ライセンシー賞、リテイル賞の各賞が設けられている。
2022年はキャラクター・ライセンス賞に『ONE PIECE』、テレビアニメ『SPY×FAMILY』、『パウ・パトロール』、ニューフェイス賞に『ブルーロック』が選ばれている。納得の話題作が並んだ。またプロダクト・ライセンシー賞は丸美屋食品工業の「ちいかわ」シリーズ、プロモーション・ライセンシー賞は日本マクドナルドの「シャア専用マクドナルドへ、ようこそ。」、リテイル賞は「ちいかわらんど」(キデイランド)だった。さらに選定委員特別賞は、『おぱんちゅうさぎ』となった。
日本キャラクター大賞
http://www.charabiz.com/award/index.html
■グランプリ
『ONE PIECE』 東映アニメーション
■日本キャラクター大賞 キャラクター・ライセンス賞
TVアニメ『SPY×FAMILY』 SPY×FAMILY 製作委員会
『パウ・パトロール』 パウ・パトロール製作委員会
『ONE PIECE』 東映アニメーション
■日本キャラクター大賞 ニューフェイス賞
『ブルーロック』 講談社
■プロダクト・ライセンシー賞
「ちいかわ」シリーズ 丸美屋食品工業
■プロモーション・ライセンシー賞
「シャア専用マクドナルドへ、ようこそ。」 日本マクドナルド
■リテイル賞
「ちいかわらんど」 キデイランド
■選定委員特別賞
「おぱんちゅうさぎ」 チョコレイト