「アニメ NEXT100」、2017年の国産アニメーション誕生100周年で動き出す

アニメ NEXT100

いまや日本だけでなく、海外でも広く観らるようになっている日本のアニメ。しかし、その始まりは一体、どこにあるのだろうか?1963年のテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』や1958年日本初の長編カラーアニメーション『白蛇伝』はよく知られている。しかし、そもそものスタートとなるとあまり知られていない。
日本動画協会によれば、それは1917年にまで遡る。この年、日本で初めて商業アニメーションが劇場公開されたという。なんといまから100年近くも前になる。

日本の商業アニメーションの100周年になる2017年に、これを記念するプロジェクトが実施されることになった。「『アニメNEXT100 』―日本のアニメーション100 周年プロジェクト―」である。
「アニメのつくる未来」を掲げて、日本のアニメーション文化を国内外に発信し、インバウンドへ結びつけるという。プロジェクトは日本動画協会を中心に、各省庁や業界団体、企業も巻き込んで複数のプロジェクトを立ち上げるという。

2016年12月6日には、東京・秋葉原UDXにて、プロジェクトスタートに向けたキックオフシンポジウムが開催された。日本動画協会の石川和子理事長が挨拶を行ったほか、経済産業省商務情報政策局メディアコンテンツ課長の平井淳生氏や文化庁文化部芸術文化課長の木村直樹氏から来賓の挨拶があるなど、プロジェクトに対する意気込みと期待の高さを感じさせるものとなった。
また満員となった会場では、「アニメーション教育と人材育成」、「アニメの未来~アニメの可能性~」とタイトルしたふたつのシンポジウムが開催された。こちらはそれぞれ植田益朗氏と宮河恭夫氏をファシリテータにキーパーソンが登壇した。

イベントでは、「アニメ NEXT100」のプロジェクトの概要についても明らかにされた。主な事業は5つに分かれており「アニメーションの調査・研究」、「100周年記念誌刊行」、「データベースの作成」、「オーラルヒストリーの作成による記録」、そして「記念上映プログラム企画」が挙げられた。
またデータベースの作成にあたり、開発が進んでいる「日本のアニメ大全」も紹介された。これ以外の事業は2017年以降に随時発表されることになりそうだ。
想像を超える歴史を誇る日本のアニメーション。2017年は、その長い歴史を振り返る機会が増えそうだ。

アニメNEXT100 http://anime100.jp/

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