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日テレ全国30局ネット、金曜23時からアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT」新設
- 2023/9/3
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日本テレビが2023年10月からの秋番組テレビ編成で、新たにアニメ番組にフォーカスした放送枠を設ける。毎週金曜日23時からの「FRIDAY ANIME NIGHT」である。日本テレビでは「フラアニ」の愛称と共に、視聴者に対するブランド化と浸透を目指す。
日本テレビに加えて、同局ネットワークの全国30局でも放送する。週末夜の全国一斉放送は、番組の認知度と盛り上げにも大きな役割を果たしそうだ。
放送第1弾作品は、人気のファンタジーマンガをマッドハウスがアニメ化する『葬送のフリーレン』が決まっている。本作はすでに2023年9月29日の21時からの「金曜ロードショー」で、初回2時間スペシャルの放送が決定し、第2回以降の放送がこの新設の「FRIDAY ANIME NIGHT」でとなる。
新設枠の時間帯は、21時からの2時間の「金曜ロードショー」の放送のすぐ後になる。初回スペシャルと第2回以降の放送もうまく連動するかたちだ。
「FRIDAY ANIME NIGHT」の新設は、一般的な秋の番組改編のひとつに見られそうだ。しかしアニメ関係者にとっては意味が大きい。
新作アニメ番組の放送は、長年地上波テレビの視聴率が稼げる時間帯での放送縮小が続いていたからだ。それが近年になり、テレビ東京の土曜日23時~、TBS・MBSの日曜日16時半~など新設されるケースが現れて反転する兆しを見せている。「FRIDAY ANIME NIGHT」の登場も、そうした新しい流れを感じさせる。
「金曜ロードショー」の後であれば、映画を観た一般層の視聴も期待出来るだろう。昨今の『鬼滅の刃』や『ONE PIECE』、『名探偵コナン』などのテレビだけでなく映画も巻き込んだ巨大ムーブメントを反映していそうだ。新たしい機会を新作アニメがどのように活かすのかが問われそうだ。