ソニー・ミュージック、アニメ音楽でテンセントと戦略的提携 中国向け配信開始

SACRA MUSIC

 ソニー・ミュージックが誇るアニメ音楽の数々が、中国のファンにこれまでより身近なものとなりそうだ。ソニー・ミュージックレーベルズと中国の大手音楽配信会社テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ(TME)は、このほど戦略的提携で合意した。ソニー・ミュージックの楽曲の中国での配信と権利保護を進める。
 これにもとづいて2018年9月28日より、ソニー・ミュージックのアニソンレーベル「SACRA MUSIC」を中心とした楽曲を順次配信する。

 ソニー・ミュージックは国内有力音楽会社のひとつ。同社が2017年にスタートしたレーベルSACRA MUSICは、アニソンアーティストを中心に構成されている。当初より海外で積極的に活動し、人気を広げているアーティストのレーベルを掲げていた。所属アーティストには、Kalafina、ClariS、LiSA、EGOIST、佐香智久、花澤香菜、春奈るな、ELISA、GARNiDELiA、SawanoHiroyuki[nZk] (澤野弘之)、綾野ましろ、TrySail、PENGUIN RESEARCH、ReoNa、輝夜 月などがいる。
 今回も有力な海外市場の開拓として、中国市場に狙いを定めた。これまでにGARNiDELiAが昨年度だけで5回の公演をするなど、ライブも含めたアプローチをしてきた。今回は配信というかたちでいよいよ本格参入する。

 TMEは、中国のITの巨人テンセント系のオンライン音楽サービス運営会社である。QQ Music、Kugou 、Kuwo主などの配信プラットフォームを持つ。さらにデジタル音楽プレイヤーやモバイルカラオケ、音楽ライブ、著作権管理、広告なども手がける音楽配信の総合企業だ。
 中国では同じ配信大手の網易(NetEase)が、日本のアニメ音楽を求めてエイベックス、キングレコード、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンと相次いで提携している。TMEはソニー・ミュージックとの提携でこれに対抗する狙いもありそうだ。日本のアニメ音楽の中国での囲い込みが進む。
 一方で現地のアニメファンにとっては、正規配信の拡大で日本のアニメ音楽に触れる機会が広がる。それは日本のアニメ、アニメ音楽の人気、そして市場拡大にも一役買いそうだ。

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